事業開発として入社した感想と学び
Leaner TechnologiesでLeaner購買事業の事業開発を担当している木村です!
もうすぐクリスマス、そして当社にとっては年度末、1日1日を大切にということでアドベントカレンダーに参加しました!
私自身は、1社目は鉄鋼商社にて営業、2社目はSaaSベンダーにてインサイドセールスとパートナーセールスというキャリア経て、Leaner Technologiesに事業開発として入社しました。
入社してまだ半年ではありますが、濃い毎日を過ごし、たくさんの学びを得ているので、振り返りを兼ねてnoteに綴ります。
スタートアップへの転職とか新規サービスの事業開発、そもそもLeanerってどうなのよ? と思ってる人にとって少しでもヒントになれば良いなという気持ちで書いていきます。
ちなみに、今回詳しい自己紹介は割愛するので、私のこれまでの経歴やなぜLeanerでチャレンジしているのかなど、ご興味ある方はこちらのnoteをご覧ください。
私がやっていること
大前提、私が何に取り組んでいるのかわからないと学びも感想も意味わからなくなってしまうので、少しだけどのようなことをやっているのか紹介させてください。
世の中の当たり前を作る仕事
我々が何に向き合っているのか、それは「調達のスタンダードを刷新し続ける」というmissionです。
企業にとって利益を創出するためには売り上げを増やす、もしくはコストを下げる、の2通りです。
昨今のDXの流れによりSFAやMAなど売り上げを増やすためのサービスや、法改正に関連する人事労務、経理、法務などの領域のサービスは少しずつ浸透している印象がありますが、前述した「コストを下げる」、即ち調達・購買領域においては他領域と比較すると取組が進んでいない状況です。
私たちは、この調達・購買領域の当たり前を変えることで、企業の利益が最大化し、日本経済全体が盛り上がっていく世界観を目指しています。
その中で、私が事業開発として関わっているのが、購買業務の見える化を通じコストの最適化に寄与するサービス「Leaner購買」です。
ここからは、私がLeaner購買を世の中に広めていく過程で得た学びや感想を書いていきます。
既存事業との考え方の違い
私自身、これまでのキャリアではどちらかというと既に完成した製品やサービス(≒お客様のニーズが特定されたサービス)の販売に関わっていました。
そのため、入社後はこれまでの経験との違いに戸惑うことも多く、大きく考え方を変えながら取り組む毎日が続きました。
必ずしも売上=成果ではない
当時の私はこれまで既存事業の営業経験しかなかったため、数字を出すことが全てと考えて、とにかく営業活動に取り組みました。しかし、早々に先輩たちから「そのやり方では世の中を変えるまでのインパクトを出すことができない」ということを指摘されました。
(数字を出すこと自体は全く間違っていないです! それが全てではないという話)
なぜか。
それはスタートアップというこれから加速度的に進化していくサービスにおいて「今できること」のみで届けていても我々が解く課題が限定的になってしまい、影響範囲が極めて小さくなってしまうからです。
では、何が必要か。
それは、「今プロダクトができること」を届けるだけではなく、真に解くべき課題は何か、その課題はどのような企業(業界・規模)、どのような役割の方が抱えているのか、どんなタイミングで発生し、どのような損失に繋がり、解決されるとどのような恩恵を受けることができるのか。そして、その課題をどのように解くことが適切なのか、を明確にしていく過程が売上と同等かそれ以上に重要であることを学びました。
仮説検証とか言ってる場合じゃない
売上=成果ではなく、ターゲティングや課題の解像度を上げることが重要であると記載しましたが、ここで陥りがちなのは仮説検証というスタンスになってしまうことです。
仮説検証はプロセスとしてとても重要ですし、必須だと考えています。しかし、仮説検証そのものが目的になってしまった瞬間に何も進まなくなります。
当然ながら、お客様にとっては自社の課題が解決されることが重要であり、その結果利益がもたらされなければならないのですが、営業が「仮説検証の一貫でやってみましょう」なんて言っても誰もついていかないですよね。
実際にこんな言葉を投げかける人はいないと思いますが、スタンスは伝わります。
本気で価値提供をするからこそ、お客様から本気のフィードバックをいただくことができて、本質的な課題に向き合うことが可能となります。そして、その過程でプロダクトが成長をしていく、この循環が作れてようやく世の中を変えていくスタートラインに立つことができるのかなと思います。
終わりに
全部書き出すときりがないくらい、日々学びは増えておりますが、今回は2点シェアさせていただきました。
最後に、私がなぜ短期間でこれだけの学びを得られているかを書いて終われればと思います。結論から言うと、仲間に支えてもらっているからこそできていることだと思います。
能力的な話でいけば、事業開発2週目以降の人が何人もいるので、私が悩むポイントやぶつかる壁に対して適切にフォローをしてもらうことができる、これがめちゃくちゃありがたいですし、そのおかげで早期に成果を出すことができています。
最高にコトに向き合えている
ただ、それ以上にLeanerの全員が正しくコトに向き合えているというのが非常に大きいと感じています。
自分の利益よりも先に、どうやったらお客様に価値を返すことができるかを自然に考えられる人の集まりなので、私自身、純度100%で取り組むことができているのだと思います。
世の中を変えていくということは、正しく価値を伝え、理解いただき、行動を変えていただくこと。
小さな努力の積み重ねであり、一人で頑張ることはほぼ不可能だと思います。しかし、同じ志を持った仲間がいれば実現できるとも思います。
絶対にやってやろうという気持ちはありつつも、どんな結果になるかは誰にもわかりません。これは事実ですが、世の中を変えるとしたらきっとこんなメンバーなんだろうなと思っています。
つらつらと書いていたら意外とたくさん書いてしまいました!
まだまだ続くアドベントカレンダー、明日はめろたんです!!