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散文

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思い出や生活の中で感じたことを中心にした徒然なる書き物達です。
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#人間

感覚

感覚

 怒りに巻き込まれることがたまにある。そんな時、私は自分が人間ではなくなる感覚になる。
 理不尽に怒られたり、揉めごとに巻き込まれて、自分が傷つけられそうになったり、自分もつられて怒りそうになった時に一呼吸置くと、相手のことを人間だなぁ、人間してるなぁ、この人は喜怒哀楽の『怒』の感情をしっかり使っているんだと思える。
 すると急に物事が俯瞰で見えるようになって、怒りから遠ざかっていく。
『私の目の

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月夜に恩返しを

月夜に恩返しを

彼は1人の人間なのに
たくさんの彼がいるように感じる

普段は感情を抑え落ち着いてみえる彼だが
彼の紡ぐ言葉には不器用なくらい
感情が表れて見える気がしている

だから彼の話し方や書く文章は
実際に彼の顔を見ていなくても
顔を見ているような安心感がある

だから彼の嬉しい話や好きな話は
自分も嬉しくなるし好きになる
彼の怒りが現れる話は
怖さや強さを感じるし
苦しみから生まれる話は
自分も抉られる

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