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イタリアの年末年始

明けましておめでとうございます。
もう8日だけれど。米津玄師も今日あけおめツイートしてたのでまあまだ正月だよね。
テレビは朝からずーっとバラエティやってて、両親も朝から家で酒飲んでて、何をするにも今年最後だとか今年初みたいな名札がつく、この季節。1年で1番好き。

イタリアの正月はあんまり私の好きなあの正月感が無くて、も〜〜〜〜〜〜〜〜〜めちゃくちゃ日本が恋しかった。ホームシックの時の日本帰りたい〜とはまた質感の違う感情。
イタリアの正月は、言ってしまえばクリスマスの惰性感があった。キリスト教の多いヨーロッパはクリスマスこそ一大イベントで、私たち日本でいう大晦日正月くらいのドデカ行事らしい。らしいっていうか実際10月からずーっと街のBGMはラストクリスマスでした。これは少し盛ってるけど伝わるでしょ言いたいことは。この時期の長期休暇、私たちは冬休みって呼んでるけどイタリア人はvacanza del Natale(クリスマス休暇)呼びしてるからね、クリスマスガチ勢。

クリスマス休暇前の最後の学校登校日、クラスメイトがpanettoneっていうこの時期に食べる焼き菓子やらジュースやらを持ってきて、先生も授業せずにじゃあ好きにやんなのテンションで、謎に爆音でクリスマスソングを流してみんなで歌って踊ってお菓子食べるというパーチーが開催された。これが普通らしい。クリスマスに浮かれるイタリア人。
そのあとクラスメイトとお買い物に行ったら街を歩いてる一般通行人がサンタの帽子被ってたりトナカイのツノつけてたりして、これがクリスマス…と震えた。ディズニーかユニバでしかそんなのつけて歩きませんよ日本人は。楽しいなクリスマス!

そんなクリスマス当日は、なんとスキーゲレンデに宿泊。ホストファミリーが山にペンション?的なマンション的なアパート的な(違いがわかっていない)ものを持っていてそこにみんなで行った。


この日のために事前にスキーは出来る?と聞かれていて、そりゃあ長野県民として人並みに雪とともに育ってきてはいますのでの意を込めて力強くYESと答えた。なのでホストシスター達とスキーをすることに。
まずびっくり。リフトがめちゃくちゃ長い。こんな上まで連れてかれるの?私、スキーやったことあるって言っちゃったけど家から15分で行けるクソちいちゃいスキー場しかほぼ行ったことないよ。どうしよう。そんなことを考えているうちに山の上へ。
もう登ったからには降りるしかなくて、降りるにはこの足に張り付いた2枚の板で滑るしかなくて、そんな気持ちでなんとかホストシスター2人に突き放されながらも一日を終える。これを4日やりました。スキー合宿かて。毎朝8時に起きてご飯食べてスキーして帰ってまたご飯食べて昼寝する日々でした。バカンスだね〜。

日本にいたらこの時期の私の1日のスマホの歩数は120歩にも満たないので、そういう意味でも例年の年末と違いすぎて年末感が全くなかった。いい経験です。

クリスマスの日のお昼には事前に買ってあったクリスマスプレゼントをみんなで渡し合った。イタリア人にイタリアでプレゼントを買うってアウェイすぎだろめちゃくちゃムズいな、、、と頭を抱えながらなんとかホストファミリー全員にプレゼントを買ったので、みんな喜んでくれてめちゃくちゃ嬉しかった。
ホストシスターからはキャンドルと寿司のオーナメント(癖強)をもらって、ホストペアレンツはネコちゃん人形をくれた。お人形さんとか大大大好きな人間なので、もうすっごく嬉しくて。このネコちゃん、中に特殊ビーズみたいなの入ってて電子レンジであっためるとしばらく熱を保っててくれるから寝る前にあっためてからぎゅーってしながら寝てる。

そんな感じでクリスマスを終えて、年越しはホストファミリーのおばあちゃんの家へ。

このおばあちゃんがめちゃくちゃキツめの人で私あんまり好きじゃないからもうここにもなんにも書かないんだけど、イタリアのテレビは元日からオーケストラの生中継してて、馬鹿みたいなバラエティばっかりやってる日本に思いを馳せずにはいられなかった。

そんなこんなあれやこれやでもう1月8日。SixTONESのドームが決まったのに私はまだ日本に帰れないのでもちろん行けず、ガチで泣きそうでしたがもうどうしようもないことはね。しょうがないから。

他にもミラノでスマホを落としたり好きなポッドキャストで初めてメールが読まれたり映画を見に行ったり色々ありましたが、全部書いてると私がむりなのでこれくらいで、また気軽にちょこちょこ書かないと書きたいこと溜まっちゃうよね。
ちなみに落としたスマホはイタリアという地で見つかるわけもなく、新しいの買いました。泣き。中国人の経営する携帯ショップみたいなの3つ4つ1人で回って値段聞いて回っていちばん安く買えるところで買った。こういうのも1人で出来るくらいにはイタリア語も上達したなあと現実逃避しながら。

本当に色々ありすぎた2022年。
2023年も自分らしく、好きなことをして生きていきたい。今年もよろしくお願いします。

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