見出し画像

涙の数だけ強く

1週間前から勉強してたのに、生物のオーラルテスト全っ然出来なかった。惨めすぎてほんとに泣きそうだった、いや泣いてた。涙が目に溜まってて零れてないだけの状態だった。

暗記(歴史)がとにかく嫌いだという理由で理系を選び、暗記(生物地学)がとにかく嫌いだという理由で化学物理選択をしている私にイタリア語で生物を暗記させるとか鬼の所業か?悪いのは私ではなくこの世界じゃないのか?いや誰も悪くないのに、誰からも苦しめられていないのに私だけが苦しんでるからこんなに辛いんだった。

オーラルテスト、質問の意味は分かったけど知識的な問題で言い淀んでいたら「伝わってないかな?誰か英語で訳して彼女に伝えてあげて」と言われたのが割と嫌だった。今こうやって客観的に書くと普通に優しい言葉じゃん、でもあの時の私は、「まだ私には英語の翻訳が必要なのか?こんなにイタリアにいるのに?」という謎のプライドからくる敗北感みたいなのがグワッときて、駄目だった。英語で話しかけられると、余所者扱いされているみたいな気持ちになる。

英語を挟まれたこともキツかったし、ここは勉強しなくてもいいだろうと思ってたところしか聞かれなくて本当にゴミだった。私が。
普段の授業をしっかり聞いていれば教科書には載ってるけどここはテストに出ないだろうな、みたいなのって日本ではある程度正確に予想出来てたんだけど、イタリア語で普段の授業をまともに理解出来ていない状態でいつもみたいに決め打ちしてしまった。
これは完全に、colpa mia.(私のせい)

レポート書いて提出してくれれば特別にそっちで成績つけるよって先生は言ってくれて、本当に皆いい人。悪いのは私の頭だけ。こんなに皆に優しくしてもらってるのに何も出来ない自分が本当に惨めすぎて泣いちゃった。

このままだと精神に良くないので、アクセサリーを買いに行った。自分の機嫌は自分でとっていこう。

本当は服買おうと思ったんだけど春服あんまり好きじゃないんだよね〜いいの無かった

テスト出来なかったクヨクヨよりも新しいネックレス買ったうきうきが買ったので、ご機嫌取りは成功。

自分が傷つく度に、服かアクセか美味いもんを自分に買い与えて、怖くないよ〜辛くないよ〜と言い聞かせています。
なので、辛いことがある度にアクセも服も増えるし体重も増えるね。強くなるね。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集