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気分の良い試験

イタリア語の試験を、受けてきた。
イタリア語 B1レベル。英検で言うと2級〜準1級相当らしい。
英検2級受かるまでに学校の英語の授業を4年間受けてきてたのに、イタリア語はほぼゼロから約1年で4年分の英語に追いついたと思うとなんだか嬉しいような悲しいような。

結果は当然まだ分からないんだけど、だいたい出来たのでまあ受かってるでしょう読み。(これで受かってなかったら無言でこの記事非公開にするんだけど)。結果は2ヶ月後なので、帰国した頃に届くらしい。受かってるといいな。まあ〜〜おそらく受かってるでしょう、というのも、私が筆記問題で悩んでたら「ここよく見て!違うでしょ!」って試験官がめっちゃ教えてくれちゃった。ちょっと早めに会場に着いてたからなのか先にスピーキングのお題見せてくれたし、筆記も予定時刻よりも10分位早いうちからもう始めちゃっていいよって言われて、とてもイタリアを感じた。

日本ではこんなゆるっゆるの試験体験出来ないので、もうこの時点で「ああお金払ってまで受けてよかった」の気持ちで満たされてました。何事も経験。
あとリスニングの「問題に目を通してください」の時間に安っぽい音楽が流れ続けるのが割とツボだった。テスト終わりにその歌が頭から離れなくて、問題に目を通す時間の音楽の口笛拭きながら家帰ったもん。

何もイタリア語分からない状態から約8ヶ月でこんなに喋れるのは大したもんだよ!と試験官にたくさん褒めてもらって気分は上々。人に褒められようが貶されようが私の実力は変わらないけれど、褒められるとやっぱり嬉しい。
こんなにアットホームに試験やったの始めてで、これで落ちててもなんか別にいいかなって思えるくらい。変に緊張せず出来て良かった。日本も試験官が答え教えてくれればいいのにね。

とは言うものの、イタリア語、イタリア人の言ってることまだ全然分からない。特に学校の友達。会話の話題の転換が早すぎて難しい。なんかもうこれは、年単位でここに住んでないと分かるようにはならなそうだな〜という一種の悟りのような気持ちがある。そう思うとめちゃくちゃ”言語を学ぶ”って果てしなくて、でも果てしない道の先には確かな世界が広がってる。

留学前の私はなぜかこの留学の時間を無駄にしてはいけない、この10ヶ月で何とかしてイタリア語を学ばなければ、と焦っていたけど、言語なんてそう簡単に習得できるもんでは無いので焦らず続けることが大事だしこの留学後だって人生はまだまだ続くのだから、この留学をきっかけにイタリア語を続けていければ充分だと思うな。留学のおかげで明らかに自分に自信がついたし自分を肯定できるようになったし、言語以外での恩恵も大きかったのでそうやって思える余裕ができてるんだと思う。
留学して良い意味で肩の力抜けた感じして良かった。

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