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もう二度と会わない人達と

レコという池のほとりの小さな街に遊びに行った。仲良しのタイ人の男の子が レコでハイキングするから来なよ と前日に誘ってきたので少し重めの腰を上げて参加、結果めっちゃ楽しかった。前日に急に誘われるとめちゃダルいけど、最近はそれに頑張って打ち勝ってる。

レコに着くと、私を誘ってきた子のお友達のタイ人、そしてそのタイの子の友達のアメリカ人が2人いた。初対面で友達の友達の友達(もう誰やねん)とハイキングに行くという日本では私が絶対にしない交友関係の広げ方にも少しづつ慣れてきたのか、緊張はしなくなった。かといってバンバン喋れるのかといったら全くそんな事ないんだけど。

まずは皆で昼ごはんを食べた。レストランのオーナー?みたいな人がめちゃくちゃ陽気で、英語で会話していた私たちに合わせて英語で「アイム キングオブザビーフ!」とメニューの紹介(では無かったけれど)をしてくれてとても良かった。私はピツォッケリっていうパスタを頼んだ。これをオーダーした時にさっきのオーナーのおじさんに「グッジョブ ベイビー」って言われた。ベイビー?しかも他の男の子たちにはベイビー言ってなかったから、私だけに狙い撃ちベイビーしてきたんだ…と思うと余計に愉快。

私が頼んだパスタ 量が多すぎた

タイ人2人組はオーナーのおじさんの「キングオブザビーフ」につられてバカでかい肉を頼んでた。値段を見ずに頼んだらしく、お会計が2人合わせて100ユーロ。日本円で約15000円。グロすぎるだろ。

その後はひたすらハイキング。山を、登る。途中で道に迷うなど色々あったけど、最終的に景色の良いところに辿り着いたので良しとした。
この記事を書いている今も筋肉痛で足が痛い。運動しなきゃ。

余裕で2時間くらい歩いたぞ

英語ネイティブの人に対して何故か少し恐怖心があったんだけど、この日に話したアメリカ人2人はめちゃくちゃ優しくてすごい話しかけてくれて、うわーなんか私もこうならなくてはダメだよな、と勝手に刺激を受けさせて貰った。

留学前はあまり人に積極的に話せなくていわゆる陽キャでは無い自分を恥ずかしいんだと思い込んでいたけど、留学来て一周まわってそれが自分なんだから仕方ないじゃん、と良い意味で吹っ切れたように感じる。吹っ切れた上で、でもできる努力はした方が良いよな、というのが今の見解なので、日々色んな人の言動を見て自分もできるかな〜と考えてる。

ハイキング中にみんなで恋するフォーチュンクッキーを流しながら歩いてて、アメリカ人の子が「1年前の自分に今の状況(イタリアでタイ人日本人アメリカ人がハイキングしながら恋するフォーチュンクッキーを歌っている)を説明しても絶対信じてくれないだろうな」と言ってたのがとても良かった。刹那的な感じがして。

なんせ住んでる場所も遠いし友達の友達の友達なのでこの人たちとまた会うかは分からないけれど、思っていたよりも世界は広いのでそんな広い世界で出会い一日共に遊んだっていうだけで意外と充分だったりはするよね。

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