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面接準備は想定質問、面接本番はお見合い

入試、採用試験、昇任試験など、人生のうちに、幾度か面接を受ける。
受かるための準備として、想定質問を考える。

何を質問されるのか。
できるだけ、具体的に考える。
質問の内容が事前に知らされている場合もあるが、ざっくりとしたことしか知らされないこともあるので、改めて、自分で質問を考える。
想定した質問が外れることもあるだろうが、それでも良い。
とりあえず、考える。

例えば、大学院入試。
「自己紹介を1分程度でしてください。」
「志望動機を教えてください。」
「研究計画書に〇〇とありますが、あなたの意見を教えてください。」
などなど

次に、その質問の意図、相手が何を知りたいのか、自分は何を答えるべきかを考える。
名前、現在の所属、現在の研究の内容
進学を選んだ理由、その大学院、研究室を選んだ理由
何を調べたのか、どこに問題意識を持っているのか
などなど

そして、回答を考える。
まとまっていなくても良い。
とりあえず、書き出してみる。
それを、繋がりを考えて、並べ替える。
話が飛躍しているところがあるなら、追加する。
詳細を省き、キーワードだけ並べる。

これで準備は完了。
あとは、練習と本番。
キーワードの順に話していくだけ。
最低限、これができればオッケー。
想定した質問でなくても、キーワードを使って説明できればオッケー。
与えられた質問と時間に合わせて、詳細を追加できればなおよし。
詳細を十分に説明できなくても、追加の質問で聞いてくれることもある。

思っていることは全て話した方が良い。
変なやつと思われても大丈夫。
もし、落ちたなら、今後、その人と関わることはない。
もし、受かったなら、その変なやつを良しとしてくれたということ。
話せず、判断できず、落とされるのは避けたい。

想定した質問と実際の質問が違いすぎて、用意したキーワードで答えられないのであれば、こちらの考えと相手の考えがミスマッチしているということ。
この場合は、当然、落ちる。
残念だが、双方の幸せのためである。
相手に合わせるより、双方の考えが合うことの方が重要である。

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