【半歌仙】夏や来ぬの巻◆満尾
半歌仙 夏や来ぬの巻
(2024.6.10〜6.20)
表
夏や来ぬわが身の熱も手伝いて つる
交わす蛍の黙の賑わい 環七
河童居る池に飛び込む草もなし あかうま
木瓜がりりと齧る夕暮れ BRILLIANT_S
月に問う人の往く路復る路 七
冷やかなれば古城の跡は る
裏
ドラキュラの細き指剥く落花生 七
勉強できず恋だけ実る ま
ユニコーン恋路の果てへ駆け走る S
掠れた文字で立つ道標 七
赤ちゃんをあやしてラジオドラマ聞く る
秘密の箱にシーグラス溜め 七
月見えず星だけ光る冬の空 ま
せめて凍て星こころに灯れ S
乙女座の光差してる山の街 ま
いつでも帰ろ故郷出づれば る
匂ふ花ゆかしさに吾泣き濡れて S
文箱閉じれば風光る窓 七
連衆
つるさん
あかうまさん
BRILLIANT_Sさん
環七(カンナ)
note初?の連句【半歌仙】が巻き上がりました。11日間かけて18句、連衆の皆さんの個性滲み出る付句をご鑑賞ください。
付句のlogはこちらのコメント欄に ↓
連句関連をまとめたマガジン ↓