読書をする人への10問
geekさんの「読書をする人への10問」に答えてみました。
読書をする人への10問
❶ストーリーよりも文体に惹かれた作品はありますか? その文体の魅力をどのように感じ取りましたか?
ストーリー“よりも”というわけではないですが文体が凄かったのは大田ステファニー歓人「みどりいせき」です。
文体と内容の一体化、相乗効果があったと思います。
文体で振り返って思い出したのは、原田宗典です。流行っていた頃に軽妙な語り口が魅力でよく読んでいました。いつのまにか見かけなくなってしまったわけをwikiで知りました。原田マハさんが妹であることを今知りました。
❷特定の本や作家に触れた後で、現実世界の見え方が変わった経験はありますか? 具体的にどのような変化でしたか?
読書体験が現実にまで影響を及ぼした作品は平井和正「死霊狩り【ゾンビー・ハンター】」です。現実に戻れなくなった感覚がありました。
読んだのが中学生の時だったので、自分の感受性の柔らかさも影響したかもしれません。
❸同じ本を何度も読むタイプですか? もしそうなら、そのたびに新しい発見や異なる感情を得た作品はどれですか?
読み返すことはほとんどありません。課題で読んだサリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」だけは精読しました。何度読み返しても感じ方は不変(普遍)です。
児童書ならサン=テグジュペリ「星の王子さま」は折に触れ読み返します。キツネのくだりが好きです。
❹特定の季節や時間帯にしか読みたくない本はありますか? その本とそのタイミングの結びつきはどのように感じますか?
なし
❺あなたが繰り返し読む本は、どんなタイミングや心境で手に取ることが多いですか?
「星の王子さま」はピュアな自分を取り戻したい時に読みます。
❻本を読み終わった後に、何を感じることが多いですか? 安心感、疑問、それとも何か別の感情でしょうか?
自分ひとりでは到達できない振り幅の感情。高揚感。
❼過去に「どうしても理解できない」と感じた本や作家がいれば、それはどんなものですか? それでもその本を読もうとした理由は何ですか?
村上春樹。人気があるからおもしろいはずだと思って色々読んでみたけれど途中までしか読めませんでした。
同様にハリー・ポッターも読めませんでした。「指輪物語」や「ゲド戦記」は没頭できるのに。
❽あなたにとって、本を「良い」と感じる基準は何ですか? ストーリー、キャラクター、それとも文体や哲学的テーマでしょうか?
そのすべて。装丁や手にしたタイミングも含めて。
❾どんな本を読むときに「言葉そのもの」を特に意識しますか? その言葉がどのように響きましたか?
翻訳書。日本語にはない引っかかりがあり、訳者の魂が介在している分含みが多く感じられます。
➓作家の生き方や哲学が気になることはありますか? 特に共感する、または尊敬する作家の人物像について教えてください。
なし
以上です。📗