必見の意識改革!!価値のない労働→価値のある仕事
毎週月曜日は僕のお手伝いしてる、人材総合サービス、株式会社mateに関わる事、、ひいては"働く事"にまつわる発信をしております。
外部広報のような形でしてイチイチ会社の許可をとったりしてない、いつものnoteと変わらぬテンションですので会社そのものの本意とは違う時もある、、かもな超超個人的な発信ですので、そこはご了承ください。
(前回までの人材お仕事関連のnoteはこちら)
人工知能が変える20年後の未来
今日は毎週月曜、人材サービスmate通信。
働く事についてnoteを書きますが、、今日も素敵な動画の紹介をしたいなと思います!
最近はホント書籍の紹介や動画の紹介ばかりなんですが、、割とこれは僕の仕事の一つかなと思ってきてます。
刺さる人もいれば興味のない人もいるし、なんなら他にもっと面白く書けたり丁寧に書けたりする人もいます。
が、僕がやることに意味があるんです。
てなわけで今日紹介する動画はこちら
AIによりいよいよ人の生き方が変わってくるよ。と言うか変えていかなきゃいけないよ!みたいな内容の動画です。
友達が教えてくれたのですが、面白すぎてもう書籍も買いました(笑)
高い本でした、、3000円、、。
ちなみに今はAmazonとかだと売り切れてたりしますね。僕は近所の本屋さんの通販で買いましたよっと。
それでは動画なんて見てらんない勢のために今日も解説解説ゥ!!
というか、字幕ありとはいえ英語なのでなんなら文字起こし字幕をそのまま書いておきます!!
かなり長いですが動画見るよりは遥かに早く終わりますし、完コピなので内容もバッチリです!!
括りで僕がチャチャいれてます(^^)
2041年の未来は75点
🅿︎「あなたの著書『AI2041人工知能が変える20年後の未来』を読みました。SF小説と科学的な解説をミックスしたとてもユニークな構成ですね」
🅿︎「AI保険が喫煙やデートの相手まで教えてくれるようになり、ソウルではAIが子どもを教育し東京ではアイドルのファンがバーチャルアイドルに夢中になる。
AIによって多くの仕事が影響を受けることも書いてます。
2041年はどのくらいポジティブな未来になっていると思いますか?
100点満点で何点ぐらいでしょう」
カイ「75点ぐらいでしょうか。
おおむね楽観的です。『AI2041』の各ストーリーもポジティブなエンディングがほとんどです。ただ懸念もある。」
カイ「AIは素晴らしいテクノロジーですが、悪者に使われるなど、いわゆる外部性が大いに懸念されています。プライバシーやバイアス、フェイクニュースといった問題もあります。」
カイ「ただ重要なポイントが2つあります。第1にどんなテクノロジーも最終的には社会にとってプラスになることです。
もちろん悪用される恐れもあるでしょう。
でも、総じてテクノロジーは人類にとって素晴らしいことをする。なぜならそれを使う人間の本性が基本的に善だからです。
それに悪いことをすれば、その結果テクノロジーは社会に害を与えるよりもプラスになる傾向があるのです。」
カイ「第2のポイントは確かにAIには潜在的な問題がたくさんあるように見えますが新しいテクノロジーとはそういうものです。
電気が登場したときは感電が心配されたし、インターネットのときはコンピューターウイルスが心配された。でも最終的にはこれらの問題を克服する方法がみつかりました。
しかもテクノロジーによって克服された。
感電はブレーカーによって解決されインターネットウイルスはウイルス検出ソフトによって解決された。ですからテクノロジーがもたらす問題をテクノロジー的な方法によって解決する。人間の独創性を信じることも大切だと思います。
もちろん規制によって解決できることもあるでしょう。
この2つのポイントによりAIはおおむねポジティブな未来をもたらすと思います。
75点で妥当だと思いますが、もっと良い結果になる可能性もあります
ただAIの問題点に目を光らせていなければ、あるいはAIがすごすぎると絶望してしまったりひどいものだと失望したり、、問題点を解決するテクノロジーを開発しなければ75点よりはるかに低くなる恐れもあります。
したがって75点とはいえ、そこまでには大きなハードルがたくさんある。
『AI2041』はその認識を高める本でありAIは素晴らしい仕事をたくさんできる素晴らしい技術になる。こうした課題に気づく人が多いほど点数は高くなります。」
🅿︎「確かに双子の金雀と銀雀の物語ではAIが2人を結びつけるカギになりますよね」
(AI2041で描かれた創作ストーリーの一つ)
カイ「そうです。AIにはそうした素晴らしい仕事ができます。ただAIが良いことをするためには人間の存在が必要です。AI自体は良いことをしようとか悪い事をしようという欲求を持ちませんからね。
したがって善人がAIのプログラミングをし、それを使い、応用し、教えればAIは社会にとってプラスになる。
逆に悪人が悪い目的や、欲得のためにAIを使えばプラスよりもマイナスが大きくなるでしょう。
テクノロジー自体は中立的なもので、それを善人が使うか悪人が使うかが問題なのです。
AIが世界にもたらす影響
🅿︎「AIの苦手分野として、創造性、共感性、器用さの3つを指摘していますね。本書はAIの時代がやってきて『人間とは何か』『この地球に存在するとはどういうことか』を気づかせてくれる。一種の目覚めを促す本のように感じます」
カイ「そのとおりです。人間は歴史を通じて宗教や社会や権力者によって洗脳され、自分が何者であるかを見失ってきました。
たとえば産業革命は技術や組み立てラインによってモノがより安くより多くの人に行き渡るようになった驚異的な時代でした。
ところが組み立てラインによって、たとえばクルマをつくる作業は非常に退屈なものになってしまった。
かつては誰かが丁寧に革を縫い別の人がドアを磨くなど、あらゆる工程が職人技で完成までにとても長い時間がかかりました。
クルマをつくるのはアートだったのです。
組み立てラインは確かに効率的です。
作業員が連日クギを打つだけ、ネジを締めるだけ、ガラスを拭くだけ、細かく分業化されたタスクをひたすら繰り返すことで効率が生まれたのです。
その代わり仕事は反復的で退屈で、ひょっとすると屈辱的なものになった。
資本家、、つまりクルマを売ることで利益を得てる人たちが『仕事こそが人生の目的だ』というストーリーを語り始めました。
『お金を稼げば 家族を養えて...』
と言い始めたのです。
子どもたちに素晴らしい未来が待ってる。だから、仕事をすることは名誉なことで、それがあなたという人間の価値なのだ。と
こうして資本家が人々を洗脳し始めた。
組み立てラインをキチンと動かすためには、退屈な仕事でも人々にやる気を起こさせることが経済的に必要不可欠だったからです
また、社会の安定を保つために宗教が人々を洗脳するようになった。
こうした洗脳から目を覚ますべきときだと思います。
現在は本当にユニークな時代でAIがいろいろなことをやってくれて、とてつもなく大きな経済的価値を生み出してくれる。それによって私たちは税金を払うのではなく、ユニバーサルベーシックインカムを受け取るようになるかもしれません。」
カイ「決まりきった仕事ではなく、自分が本当にやりたかった楽しい仕事ができるようになるかもしれない。仕事が自分を定義し、忙しいことが目標だという考え方が常識だと詩を書いたり、写真を撮ったり、趣味を追求したり、高齢者を支援したりすることに充実を感じられないかもしれません。
重要なのは人類の歴史で初めて、飢えや貧困に苦しむ人がいないほどの富を築ける時代になった可能性に気づくことです。
自分の価値は仕事で決まるという重荷から解放されるときなのです。
その定義は人によって違うでしょう。
人生の目的は物事を経験することだという人もいれば、物事を創造することだという人もるでしょう。
人に喜びを与えることだという人もいるかもしれません。
AIがあらゆる善を世界にもたらせる時代がくる。
だから私たちは自分が本当は何をしたいのか、自分が得意なことは何かを知る必要があります。
産業革命の時代は同じ形のクギを1日に何千個も打ち込んだり、同じ形のネジを何千回も締めたりすることがあなたという人間を定義すると聞かされました。
そんな定義はもう成り立ちません。
そんな作業で人間はAIに勝てないのですから。
最近では人間よりも上手に絵を描いたり、写真を撮ったりできるテクノロジーが登場してきました。
そのとき『AIが仕事を奪っている』とか『仕事をかえている』という言い方もできますが、そもそも私たち人間はネジを締めたり、同じような絵を反復的に描くために進化してきたわけではありません。もっと崇高な目的があるはずです。
自分が大好きなことだけでなく、得意なことも知っておくことが重要です。
創造性や発明、戦略や画期的なアイデアを思いつくことがひとつ。
それから共感や愛や自己認識、他人の暮らしに温かみをもたらすことがひとつ。
そして私たちの身体を使って他の人やAIにない器用さでモノを作ることがあります。
ですから今は自分ができることをみつけ理解し、磨き、大切にし、喜ぶときです。
人間だけができることAIにはできないことが人間の定義になるのです。
AIが発明されたのは自然の成り行きです。
そして『毎日同じ絵を描いたり同じネジを締めたりするためにあなたは生きてるんじゃないと』私たちを揺さぶり起こしているのかもしれません。
『AIの方がうまくできるのだからほかのことを探すべきだよ』と。
AIは多くのことをうまくできて今後さらに上手になっていくのは確実ですから。
人間は今やっていることをやめて新しいことを見つけるべきです。
学齢期のお子さんがいるならAIが人間よりずっと上手になる領域に入っていかないように気づいてやることが重要です。
その意味でまさに今は目覚めの時、覚醒の時、啓蒙の時です。
この地球上で、自分が愛し自分が得意なことをすることが大切です。
マシンやソフトウェアが上手にやれるようなことでなくて、ね。」
AIによりなくなる仕事
🅿︎「AIがいろいろなことをできるようになると、2041年以降カースト制のようなものが生まれるのではないかと心配です。
トップの人たちはクリエイティブで好きなことができてAIと協働できるけれどそれ以外の人たちはそれほど創造的でなかったり、何かをすることに熱心でなかったり、することがなかったりするかもしれません。
地球上全ての人がクリエイティブになれると思いますか?」
カイ「大変な才能があってクリエイティブな人たちがAIツールを駆使してとてつもない価値を生み出し著しい満足を得る事は間違いないでしょう。 でもAIツールを学べば誰もが自分を向上させることができると思います。
Photoshopが登場した当初、誰もが使い方を学ぶことができたのに一部の人は学ばないことを選び時代に取り残されてしまったのと同じようなものです。
マイクロソフトWordが出てきたときに全ての記者がWordを使って記事を入力するべきだったし、できたはずなのに一部の記者はそうしなかった。そうした人たちは取り残されるか少なくとも生産性が低下した。
今はあらゆるツールが、さまざまな目的のために発明し、直される新しい革命に突入しています。Wordアプリケーションは文字入力をするだけでなく自動入力ができるようになるかもしれません。
ユーザーにアイデアを提供し初稿を作成しイテレーション(一連の工程を短期間で繰り返す開発サイクル)を助けるのです。
そのツールを学び人間+AIの共生を駆使して成長しない記者はおそらく時代に取り残されるでしょう。
同じように将来マーケティング用のパンフレットを作る時は、今のようにストックフォト(素材画像)を買ってきてPhotoshopを使って編集して、フォントや言葉や人物や影を入れるのではなく自分が求めるイメージをAIに説明して原案を作ってもらうようになるかもしれません。
AIツールを使って追加や改善をして自分の望むパンフレットを作るのです。
今までPhotoshopで写真を加工していた人たちは新しいツールを学ばなければいけません。
したがって上位数%の人たち以外にもたくさんチャンスはあると思います。
現在コンテンツをつくっているほとんどの人は新しいテクノロジーやAIツールを受け入れて自分の貢献度や価値を高められると思います。これが第1のポイントです。
第2のポイントは、すべての仕事に創造性が必要とされるわけではありません。
さっき言ったように重要なのは、共感、思いやり、愛、信頼を勝ち取ることなどです。
これらは現時点ではAIにはできません。
真似ることはできても、人間がその種の仕事をAIに任せたくない。
高齢者の介護士や病院、看護師、医者、保育士、教師といった仕事です。
コンシュルジュや料理人や驚異的なサービスをしてくれるラグジュアリーな仕事もそうでしょう。
モノはどんどん機械でつくられるようになりサービスは人によってのみ提供されるようになる。
私だってツアーガイドを雇うなら、おもしろいエピソードを話してくれてあれこれ話ができる人が良い。
人と人との繋がりが欲しい。
コンシュルジュにしても私の話をよく聞いてくれて私を理解して私のことを考えてくれる人が良い。
高齢者も話し相手や時間を過ごす相手、子どもたちの写真を見せる相手、自分に関心を示してくれる人間を必要としています。
こうした事はAIにはできません。
AIは共感を示すことはできますがうまくない。たとえ上手くできたとしても人々はそれを受け入れない。ですからサービスワークは大幅に増えるでしょう。
人間対人間のサービスワークはぬくもりやつながりが本当に重要ですからね。
この領域では仕事は増えるでしょう。
AIは今は存在しない仕事も生み出すとも思います。
それが何になるかは正確にはわかりません。
ロボットリペアとかAIリペアと呼ばれるプログラムの間違いを修正する新しい仕事が生まれるでしょうね。
AIエンジンを修理してバイアスがなく公平で説明責任を負わせる新しい職種も生まれる。
処理する人もいるでしょう、AIに関する苦情を。
もちろんAIプログラマーやAIと協力してプログラムを書く人もいるでしょう。まだまだあると思います。
定型的な仕事も新たに生まれると思います。
データにラベルを付ける人もいるでしょう。
AIを訓練しなければいけませんからね。
このようにキリがないほどたくさんの仕事が生まれると思います。
インターネットの初期と似ています。
インターネットによって生まれた仕事というと、HTMLデザイナーやeコマース、ウェブサイトクリエイターなどがありますね。
これくらいなら想像できたでしょうが、Uberドライバーなどは、インターネットによって登場するとは思いもよらなかったでしょう。
したがって技術革新が起こると多くの新しい仕事が生まれ、多くの仕事が失われる、そこで訓練を受け 新しい仕事を得て、その成長軌道に乗ることが大切です。
すると社会にシフトが起こります。
おそらく人々の労働時間は短くなり、週4日労働になるかもしれません。
そうすれば仕事が十分に行き渡る。
社会にとって有益でも直接的には経済的価値を生み出さない仕事をする人たちの評価や報酬が高まる可能性もあります。
たとえば老人ホームでのボランティア活動は多くのお年寄りを幸せにしますが経済的な価値を生み出してるわけではありません。
そうした仕事は社会にとってプラスであり対価を支払うべきかもしれません。
こうしたことを全て合わせると十分な雇用があるはずだと私は感じています。
それでもまだ仕事こそが生きがいだという古い考え方を変える努力が並行して必要になると思います。
私たちが考え方を変えれば、そしてサービスワークが世界的に雇用の非常に多くを占めるようになったらその社会的な地位を上昇させる必要があります。
たとえば今 高齢者の介護者はおそらくトラックの運転手よりも社会的地位が低い。
でも、そうあるべきではありません。
需給の原則を考えれば尚更です。
将来的に自動運転が普及すればトラック運転手はいらなくなるでしょう、でもお年寄りの介護者はもっと必要になります。
高齢者は増えるわけですからね。
したがってサービスワークに相応しい高い地位と高い給料を与える秩序だったシフトが必要です。
それがAIの普及と並行して進む必要がある。
ですから雇用の置換という問題は時間と共に解決すると私はかなり確信しています。
いろいろなことが進化して改善する方法がたくさんあるからです。」
より重要になる仕事
🅿︎「日本は"おもてなし"の国ですが、最高のサービスを追求するあまり問題も引き起こしています。いつも微笑んでフレンドリーに振る舞わなくてはいけないことが若者には負担になっている。しかも賃金は安い。そうした感情労働に対するプラスアルファの報酬はないのです。さっき考え方を変える必要があるというお話でしたが、どうすればこうした感情労働が無償の状況を変えられるでしょう。
また、こうした社会労働により生じるメンタルヘルスの問題についてどうお考えですか」
カイ「日本には何度も行ってますが、素晴らしいサービス精神やボランティア精神には感心させられます。この新しい時代に、世界の国々が学べることをたくさん持っていると思います。『AI2041』のあるストーリーでこの問題をどう解決するべきかを語っています。
私の感覚では世界の全ての国がお互いのベストプラクティスを共有し学び合う必要があると思います。
日本のサービス精神はそのひとつです。
韓国の教育。中国の家族の価値観や結束もそうです。スイスの職人技も指摘しました。
必ずしもアートではなく手工芸的なもので、それが価値を生み出す。日本などのボランティア活動についても触れました。
さまざまか国に素晴らしいアイデアがたくさんある。それを共有して一緒に前進すればみんながより良くなると感じています。
精神的なストレスの話、一日中笑顔でいるのにたいして給料をもらえない点については将来的に演技ではなく心から笑顔で働ける方法が必要だと思います。
演技だとストレスにらなりますからね」
🅿︎「日本には同調圧力のようなところがあります。いつも笑顔でフレンドリーでなければいけない」
カイ「笑顔というのは周囲に伝染して、みんなをハッピーにさせるところがありますから同調圧力という形ではなく広がっていくと良いですね。ボランティア活動で十分、あるいは全く報酬を得られない問題は変わらなくてはいけないと『AI2041』にも書きました。
世界から貧困や飢餓がほとんどなくなるなら、経済的価値を生まないけれど社会にポジティブな影響を与える仕事につくことがもっと評価されても良いはずです。
病院や老人ホームのボランティア活動もそうです。それに対して十分な対価が払われなくても良い理由がわかりません。
ポジティブなエネルギーをもたらし人たちがもっと認められもっと高い社会的地位と報酬を与えられるべきだと思います。
即時的に経済的価値を生み出すわけではありませんが物事の重要性は変わると思います。
AIが経済的価値を生み出しそれをみんなで協力できます。人間はより良い環境、より多くの愛、より暮らしやすいハッピーな生活を作ることができるからです。
それが人間とAIの共同作業のビジョンなのかもしれません」
🅿︎「経済学的にはどうなのでしょう。誰がそうした仕事にお金を払うのでしょう。産業革命と異なり、AIは新しい仕事を生み出すというより消滅させるわけですよね。そのような感情労働や笑顔に対する報酬はどこから出てくるのでしょう」
カイ「AIは多くの経済的価値を生み出します。たとえば広告の価値は5倍に高まり、広告主、プラットフォーム、企業の利益を増やします。AIは検索エンジンの精度を高め素晴らしい写真やアート作品を瞬時に生み出せます。その効率と価値創造が経済的価値を生み出すわけですが、現在それを手にするのはAI企業やインターネット企業です。こうした企業には政府が何らかの税金を課すべきでしょう。その税収から裕福でない人、あるいは全国民にベーシックインカムのようなものを自給できる。
ただ仕事を失った人たちに無償でお金を配るのではなく改めて学び、自分を高め、世界に貢献するインセンティブにもするべきだと思います。
ですからベーシックインカムを受け取った人は自分のレベルアップをして就職して自分の価値を社会に示すことが義務付けられるかもしれません
『AI2041』にはより良い振る舞いを促す報酬制度を描いたストーリーもあります。
この本の中で社会にポジティブなエネルギーや喜びをもたらす人を称える方法を提示しました。
こうした人は社会に経済的価値を生み出さなくても、たとえば一種の仮想通貨を得るかもしれません。
最終的な答えはまだわかりません。
ただ現在は莫大なお金と価値が生み出されていてお金の希少性はどんどん小さくなっている。希少性があるのは人々が満足し、幸せであること。学習し貢献し社会をより良くすることです。
もちろん経済的価値を生み出すことも大切ですが、良い行動に報い、正しい行動にインセンティブを与える必要がある。
ひょっとすると貨幣システムを変える必要があるかもしれません。
社会的地位や給与水準をアップデートする必要があるかもしれない。
人類の歴史でこうしたことは何度もありました。
今、また私たちはどのような社会を望んでいるか、どのような変革が必要か、正しい行動を促すにはどうしたら良いか、そのために使える社会的ツールは何かといったことを問うべきときが来たのだと思います。
この社会的ツールには貨幣や税金、給与、社会的地位などが含まれます。」