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力の模索〜ギャングキングを見終わって思ったこと〜

どうも姫路のhideです。
主にこんな活動をしています

1.お金に縛られない飲食店
スナックキャンディ姫路店
完全予約制パスタバルkitchen 11 店主
2.悲しいを削減するオンラインシェルター(サロン)「offside flat」オーナー
3.バンド ザ・ヒメジエンズのドラム

毎日noteを書いて、サロン記事を書いて 誰よりも何よりも自分の為に頑張ってる 漫画と音楽とゲーム好きです。 よろしくお願いします🤲

僕の歴代神漫画トップ5に入るであろう作品が完結した。

連載17年。

少年は大人になる年月。
僕がこの漫画を知ったのは去年とか一昨年とかそんなもん。
読み始めて衝撃を受けながら一気に読んだ。

ギャングキングの魅力の一つにバトル漫画王道のキャラクター達の魅力がある。
敵が味方になり、ライバルに見せ場があり、それぞれに物語がある。

これはもう少年漫画あるあるで、たくさんの漫画の魅力と同じ。
言い方が悪いけどどこのレストランも美味しいよね♪という魅力。

もちろん素晴らしい事だし、ここが抜けているとどんな崇高な作品でも愛が注げない。

その普遍的な魅力は今回はおいておく。

僕の心に刺さったエピソードをいくつかあげていきたい。そして自分なりにギャングキングをしめくくりたい。
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最悪を想定する

主人公ジミーはめちゃくちゃ強いけど女連れで喧嘩をしない。
少しでも非があれば殴られても謝るし、土下座してでもその場を切り抜ける。

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万が一、連れている女の子に被害が及ぶからだ。

これを情けない、カッコ悪いと感じとる連中とは僕はとにかく近づかない。

僕は若い時に連れてる女の子がイキってあわやヤンキーに絡まれそうになった事がある。
その時僕はどうやって謝ろうかばかり考えてたけどバカな女はもし喧嘩になったらやっちゃってよ!みたいなノリだった。
どうしようもないバカで危機感がまるでない。

カラオケボックスでは実際に絡まれたこともある。騒いでいた僕たちが原因なので僕は真っ先に土下座して謝った。
残念ながら女の子はいなかったけど(笑)
僕は友達と自分を守るために頭を下げた。

ちょっと危険な事を書くと僕は腕っぷしが強くないのでキレると加減ができない。
(弱いから加減ができないのだ)

強い男はかっこいい。

だけど強さを誇示する男は危険だ。
みんな聞いてくれないんだけどもイキった男とはマジで付き合わない方がいいよ。
あらゆる危険に近くなる。
(当然イキった女も同じ)

ギャングキングはヤンキー漫画、、に見られがちだしその側面もあるんだけど、どこか頭の良いヤンキー漫画だなと思う。

とにかく考えまくる主人公ジミー、、
その生き様は哲学的ですらある。
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守り切るには力が必要

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主人公ジミーのライバルのピンコは大事な人を守れなかった過去を持ち力を模索し力に溺れていく。

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どれだけ力をつけても、さらに強い力がある。どれだけ力をつければ大事な人を守れるのか?

力とはなんだ?

ジミーとピンコの2人の出す答えが、まさか今、自分の思想と似たところにたどり着くとは思わなかった。
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楽しくない世界

僕が強く印象に残ってる話は主人公ジミーのなんでもない1日の話。

特典稼ぎの警察官
その警察官に悪態をつく市民
ゴミだらけの街中

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困ってる人を素通りする人々
物乞いを憐れむ人々
施す人を偽善者と呼ぶ人々
人身事故
人巻き込まずに1人で死ねよと愚痴る人々
ヤクザにイキられる
絵画を見ても何も感じない

楽しくなかった

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楽しくなかった一日


この坦々と描かれる1日が重く印象に残っている。

誰かの楽しくない1日が積み重なり
絶望が生まれるのだろう
僕はそう思う

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ワークマンズ紛争編

僕の中でギャングキングをバイブルの一つとして確立させたのが15巻からのワークマンズ編。

とある居酒屋で悪ノリしていた主人公の友達、お店にも迷惑をかけていた。

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そこで飲んでいたガテン系の連中がたまたま昔からの因縁もありお店のカタを持ち主人公の友達を痛めつけてしまう。

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そんなところからこの物語ははじまる。

僕は飲食店を長くやってるので本当に騒がしい迷惑行為やノリが大嫌いだ。
だからそういった見方からとこの物語の始まり方と、主人公周りの動きがハマった。

ジミーはすぐに「仇打ちだ!!」とならなかった。こうなってしまったには理由があるはずだ。それがわからないのに無闇に暴力で対抗しちゃダメだ。そう考えていた。

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ところが仲間意識の強いヤンキー達は血気盛んに仇討ちをはじめてしまう。

このストーリーは物事の本質を感情や環境に流される事なく見る事をみせつけてくれる。
そして、選択の間違いが悲劇を大きくすることも。

すれ違い
思い違い
ズレていく気持ち

とにかくジミーは考える。

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これほどまでに考えるヤンキー漫画の主人公はいないだろう。

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それと同時に考える事をしない人間達もいる
ホームレス狩りをしてる連中をシメて「なんでこんなことをするんだ!?」と
問うも「考えたことがない」と返答され愕然とする

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みんな楽しく生きたい。
たったそれだけのことがどうしてこれほどまでに難しいのだろう、、

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力の模索の果て

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大事なものを守れねぇやつに大事なものを持つ資格があるのか?

権力や金で守れることもある
だが、それと同時にさらに敵も増えてしまう

守りたいものが守れなくて力を追い求める

人には得意不得意がある

人は成長する
悪い事をしたやつも良い奴になることもある
(イジメをしてたやつが更生したり)

全ての事を許さないといけないんじゃないか?
みんな成長が早いか遅いかだけなんじゃないか?

許せるという事は敵を作らない事だ

だったら敵を作らない奴が一番強いのかもしれない

だけど、、

無差別なものもある
理不尽なものもある

レイプ、暴動、通り魔、、、

そんなやつら何故うまれてくるのか?

自殺したり死刑になってでもそうしてしまうのは幸せじゃないからだ

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どうしたらハッピーになる?

困ってる人を助ける
お年寄りに席を譲る
イジメをやめる
ありがとうって言う
店員さんに偉そうにしない
粗大ゴミのお金払う
騒音に注意する、、

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「けど、おまえが自分以上のことをしすぎて
おまえが幸せじゃなかったら、、
おまえが守りたい相手もきっと幸せじゃねーと思う」

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争って戦って勝ちまくっても、、
本当の力は得られない。
力とは、、

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泣ける。

ギャングキングという漫画での答えはでた。

果たして僕たちはどうだろうか?

小難しい事なんて考えなくていいかもしれない。僕もめんどくさくもなる。
だけど小難しい事を考えて、、人の未来を生きている限り体感して見届けたい。

あなたにとって力とはなんですか?
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