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久保史緒里ちゃんに救われた/「デトロイト美術館の奇跡」読了しました

先日のどん底テンションから、少し立ち直れました。

ベッドの上に「近いうちに読むぞ」と雑多に置いている本たち。その中に乃木坂46の久保史緒里さんの写真集「交差点」がありました。

どのお仕事とも心を込めて向き合い、乃木坂46大好きな久保ちゃん。同じ東北出身の彼女は特に応援しているメンバーの一人。

写真集を眺めていて、何だか私も里帰りした気持ちになりました。はしゃいでいる久保ちゃんを見て、童心に帰ったり。景色が懐かしいものばかりだったり。

そして、どの写真もあたたかい。そして処方箋のように紡がれた言葉たち。そのあたたかさに触れて、私のどす黒かった心がだいぶ浄化されたと思います。
久保ちゃん、ありがとう。

久保ちゃんや乃木坂46だけでなく、女性アイドル全般が好きな私。
私はアイドルに生かされてる。
これからも、どのアイドルも応援してます。


久保ちゃんの写真集を一読した後、流れるように読んだ一冊。頑張ってネタバレ回避。

「デトロイト美術館の奇跡」原田マハ

ゴッホにセザンヌ、ルノワール。綺羅星のようなコレクションを誇った美術館は、二〇一三年、市の財政難から存続の危機にさらされる。市民の暮らしと前時代の遺物、どちらを選ぶべきなのか? 全米を巻き込んだ論争は、ある老人の切なる思いによって変わっていく――。実話をもとに描かれる、ささやかで偉大な奇跡の物語。

新潮社HPより

サクッと読めたけど、短い小説の中に、まるで映画のような壮大なドラマが詰まってた。ある老人の亡き妻との約束、そしてデトロイト美術館に訪れた危機を知り、老人フレッドがとった行動。

もう、涙腺ゆるゆるでした…泣

チャーミングな亡き妻ジェシカやコレクションを愛するジェフリー、同じくコレクションを失いたくない弁護士ジャッジ…。どの登場人物も素敵な人ばかり。

ラストシーンのフレッドの姿には胸が熱くなりました…!

しかも、事実をもとにしたフィクションとのことで、デトロイト美術館の危機は実際に起きたこと。市民の愛が美術館を救った。感動ドラマのような出来事(2回目)

アメリカにあまり行きたいと思ったことなかったけど、デトロイト美術館で鑑賞するためにアメリカに行きたいと思った。
デトロイトは工業のイメージが強いから、美術と工業がどのように共存しているのか、この目で見てみたい。

そして、改めて美術館の存在意義を考えるきっかけになりました。


今日は出勤できそう!行ってきます〜

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