身近な人に『⚪︎⚪︎⚪︎するのは良いけど、(それに伴って)xxxをするのはやめてほしい』と思っているあなたへ
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
かなり久しぶりの投稿になっていました。
気がつけば梅雨入り。
ムシムシしてエアコン必須ですね。
それでも朝はカーテンと窓を開けて体内時計をリセット、新鮮な空気を吸うようにしてます。
今日はパートナーやご家族、職場等での身近な人に対するある感情のお話です。
あなたは身近な人に対して、
『oooをすること自体は良いけど、その時にxxxするのはやめてほしい』
『oooをすること自体は良いけど、xxxを考慮してほしい』
などと思ったこと、口に出したことはありませんか?
この思いの分かりやすい例
⚫︎ギャンブルするのはいいけど、負けた時に八つ当たりしないでほしい
⚫︎飲み会に行くのはいいけど、その間子どもの面倒を誰がみてるのか考えてほしい
⚫︎飲み会に行くのはいいけど、女の子がいるところはやめてほしい
⚫︎タバコを吸うのはいいけど、臭いが気になるからなんとかしてほしい
⚫︎車が好きでお金かけるのはいいけど、スポーツカーは利便性ないからやめてほしい
⚫︎ゲームするのはいいけど、音がうるさいから静かにやってほしい
⚫︎夜中に何か食べるのはいいけど、食べた後の片付けをやってほしい
などなど…
私もまさにこの思考の持ち主でして。
口癖のようになっていて、誰よりも多く口に出していたと思います。
周りの話と経験を交えて考えると、圧倒的にギャンブル、お酒、タバコ、お金、時間絡みが多いですね。
言う側の気持ち
言う側代表として気持ちを自己分析すると、
「oooをすること自体はいいけど…」
→この言葉には相手や相手の好きなことを丸ごと否定したくないという気持ちが含まれていて、大人としてこちらは一歩譲っている(つもり)。
だから、「せめてxxxはどうにかしてほしい」という要求なのです。
そう言っているあなたは本質的に許せていないということ
でもある方に、
『あなたはoooすること自体はいいけどって言ってるけど、全然良くないのよ。一歩譲ってる振りをしてるけど、許せてないのよ。自分が相手に対して許せてないことを認めることができてないのよ』と言われました。
はっとしました。
正直、ぐうの音も出ませんでした。。。
「自分が許せてないことを認めていない」この言葉にぐさっときました。
この思考のその後の悪い展開例
例えばさっきの例から一つピックアップして考えてみると、
「タバコ吸うのはいいけど、臭いが気になるから自分でなんとかしてほしい」
これに対して、パートナーが臭い対策をしっかりしたとしたら、
今度はその消臭剤が臭いとか身体に悪そうだと言いたくなり、
次にその対策をされたら、次はタバコ代無駄じゃない?とコストに対して言いたくなり、
一緒に出掛けたときに喫煙所に寄る時間が無駄だと言いたくなり、
肺がんになっても何もしないから自分でなんとかしてね、働けなくなった場合の保険に入っておくように、と言いたくなり…
許せないこと、ここでいうタバコを吸うこと自体を相手がやめない限り、それに付随する悪いことが目につき続けるし、どんどん気が付くし、言いたくなるのです。
しかもはじめは臭い対策だった要求も保険金とかがんとか…要求が深刻な内容にエスカレートしていくのです。
この思考から離れるために
とはいえ、他者同士うまくやっていくためには譲歩も必要ですよね。
だからやっぱりこの「oooはいいけど、xxxは考慮してほしい」という言葉は自然と聞くことも言うこともあると思うのです。
大事なのは自分が許せてないことを認めることなんです。
では何故認められないのか。
それは認めると都合が悪いことが起こるからです。
認めると都合の悪いこと
例えば、さっきのタバコの件の場合の背景として、
もともとタバコ吸う人も臭いも本当はきらい。
でも好きになった人がタバコを吸っている人だった。
もしくは誰かに支えてほしいときにそばにいてくれたのが喫煙者だった。
だからついタバコには目をつぶった。
(喫煙者っていうだけで人を切り捨ててたら、ずっと1人なんじゃないか?少し視野を広げてみよう!と正統化したり、
タバコの香り込みのこの人のにおいが好きとか、宇多田ヒカルの歌詞を思い出して美化したり…)
でもやっぱり後から気になってきた。
でも喫煙を許せないと一緒に生活できない、付き合っていけない、1人になってしまう。
相手に『付き合う前から吸ってたし』と言われてしまったら何も言えない…
などの理由で都合が悪くなるのです。
でもその悪くなった都合を2人でどう片付けるのか?(あなたが腹の落とし所を見つけるのか、説得してタバコをやめてくれるのか、はたまた喧嘩になり別れるのか)はステップ2です。
ステップ1として、まずはあなた自身が本当は許せていないということに気がつくことです。
それに気が付かない限り、相手に本質的でない指摘や要求を繰り返すだけなのです。
そして、この言葉や思考はあなた自身を縛りつける呪文でもあるのです。
本当は許せていないのに、その気持ちを閉じ込め、その場にとどまり、相手を責めながら相手が変わるのをひたすら待つだけの時間を永遠に過ごすことになるので…
『oooをすること自体は良いけど、その時にxxxするのはやめてほしい』という思考を抱えているあなたへ
都合の悪いことを認めるのは大変な勇気がいることです。
でも、嫌なものは嫌なのです。
一度、許せない自分を許してあげてください。
タバコを吸う恋人に限らず、親子、兄弟姉妹、先輩後輩、先生生徒、師弟関係などなどにもあると思います。
許せないことを認めたらうまくやっていけないから…と、気付かないふりをしていることが。
それで結果的にあなたから離れていくひとはあなたが心地よい毎日を過ごすには不要なひとだったということです。
そして意外とそれが理由で離れていく人は少ないのです。
許せない自分を許す。
その第一歩があなた自身があなたの気持ちに素直になれて、心地よいを積み重ねる毎日を過ごすきっかけになると信じています。
あなたが許せない自分を許せる日々を送れますように。