見出し画像

ナインボールの思い出

こんにちは。
jeweriです。

今日は私の大切な作品であり大切な思い出を記事にしてみたいと思います。

こちらはあるビリヤードプレーヤーさんから、大会優勝の記念に制作していただけませんか?とのオーダーで、過去に制作させていただいた作品です。

ナインボール

どこまで本物に近付けることができるか研究して試作して、また研究しては試作する。

意外なことに私の中のイメージングが完璧だったから、ボツになった作品は少なかったのですが、やっぱり100%納得したものを作りたいし、100%ご納得いただきたいという想いから、納期に間に合うよう、毎日毎日夜遅くまで頑張った思い出があります。

あの頃は子供達が小さかったけれど、小さかったが故に私にはたくさんの時間がありました。

子育ての合間にキャンドルを制作するということは、子育てとは全く別物の、集中力を使う時間。

これが何よりのストレス解消でもありました。

なので多少の寝不足もへっちゃらだったなぁ…

思えば、あの頃はいろんな意味でとても濃密な時間を過ごせていて幸せだったなと振り返ることができます。

一つ一つ手作業でナンバリング

そんな濃密な時間が永遠に続けばよかったのだけど。

そうもいかないのが人生。

程なくして親の介護問題など浮上。

私はしばらくキャンドル制作から離れることになります。

ナインボールの思い出

泣く泣く活動を休止したというよりも、あの頃はもう何も作れなくなってしまった時期があるのです。

いろんなことがありすぎて、ネガティブな日々が続いて、なかなか前向きにもなれない中、子供達だけは守らなければって必死で。

あの頃の自分の波動はとてもとても低かった。

でも諦めてしまったわけではなくて、また再開する日は必ず来ると思っていて、無理に始めるのではなく、自然と再開する日が来るんだって、ずっと思っていました。

はい、整列!

そしてやっぱり思っていた通り。

自然な形でその時を迎え、今はまた大好きなキャンドルと向き合っています。

ただ、今は昔ほど時間に余裕があるわけでもないので、オーダーは受けずに、自分の気持ちのままに緩やかに制作活動をしています。

今までこうしてオーダーをして下さったり、私の作品を購入して下さった多くのお客様には、感謝の言葉をたくさんいただいてきました。

そんな思い出は私の中にいっぱいいっぱい詰まっているからとても幸せです。

これからも誰かの心にそっと寄り添える、そんな軽やかで優しい作品を作っていきたいな〜って思っています。


いいなと思ったら応援しよう!