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(副作用対策)味が変わって食べれない③

どうもー!むーちゃん先生です!
最近陽射しが強くなってきましたね!皆様お変わりないでしょうか。

さて前々回からテーマである味が変わって食べられない時の食事について、最後のポイントをお伝えします。


・亜鉛を不足しないようにとりしましょう


味を感じるのは舌の表面にある味蕾という器官です。味蕾の中には味細胞という味覚センサーがあります。味細胞は新陳代謝が速く、約7〜10日で生まれ変わります。この味細胞の再生には亜鉛が必要不可欠です。しかし、食事が不十分だったり偏っていると、亜鉛が不足し、結果として味を感じにくくなることがあります。
また、食事が十分でも、抗がん剤の影響で亜鉛の吸収が妨げられることもあります。

亜鉛は体内で合成できないため、不足しないように摂取することが重要です。

味が分からない・美味しく感じないという方は、血液検査で亜鉛の状態を調べてもらうのも良いでしょう。

ちなみに、亜鉛が最も多く含まれている食品は牡蠣ですね。 


大きめの牡蠣(約20g)を1日4個食べれば、女性が1日に必要な亜鉛の摂取量を満たすことができます。

他にも亜鉛が多く含まれる食品としては、

  • 魚介類

  • 卵 

でも肉、魚介、卵は今食べられない…

そんな方の場合、お薬やサプリメントで亜鉛を補給することもできます。
ただし、亜鉛を過剰摂取すると、銅の吸収を妨げて吐き気や腹痛などの症状が起こることがあります。
したがって、サプリメントやお薬を使用する場合は、指示された使用量を守り現在使用中の薬剤と併用可能か確認しましょう。

以上が味覚の変化時のお食事についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
こういう時の食事はどうすればいい?等コメント頂ければ記事を作成させていただきますのでお気軽にどうぞ!

🍀(副作用対策)味が変わって食べれない①


🍀(副作用対策)味が変わって食べれない②




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むーちゃん先生/がん専門病院の現役管理栄養士
読んで頂きありがとうございます!少しでも皆さんのお役に立てると幸いです!