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とっさの距離感
「少し会わないと人見知りになっちゃう…」
以前ラジオを聴いていたら、ラジオパーソナリティが自身の人間関係について語っていた。
ドラマなどで共演し、せっかく親しくなったのに、2・3ヶ月ぶりに再会したら目をそらされ、よそよそしい態度をとられたという経験談だった。
その人はラジオ以外でも活躍している有名人だが、その人でもそんな経験があるのかと思いながら聴いていた。
仕事で知り会った人というのは、転職などで職場を離れた後、偶然道などで再会した時に『どうしたものか…』ととっさに考えてしまうことがある。
会釈して通り過ぎるのが一番良いというのが自論だが、相手が気付かなければやり過ごすし、ニヤニヤしているのを見て『どうやら気付いて知らん顔しているらしい。』と思う時もある。
人によっては何となく気詰まりになって『こんなことなら会わなければ良かったな。』と思うことだってある。
アチラもきっと、同じように思っているのかも知れない。
家族でもなく友人でもない、会えば挨拶するけれど、個人的なことはほとんど知らない職場の人たちとの関係は、なかなか距離感がつかみづらい。
退職したらなおのこと。
中には友人になり、退職後も関係が続いている人もいるようだが、そこまでいかない人もいる。
けれど、すべて縁のあった人たち。
上手くいった人たちばかりではなかったけれど、軽く会釈できるくらいの関係でいられる人が少しでもいれば良いなと、あの回の放送を思い出してしまった。