美しい漆黒の蝶を心に/作品の制作秘話とかそんな話
前回の続きです。
映画や文学、音楽、絵、デザイン、エンターテイメント…
感動するような素晴らしい作品に触れると心が動きます。心が動くと体も動きます。素晴らしい作品との出会いが前へと進む最初の一歩のきっかけになりえるんだと私は思っています。
影響力を持てる何かを作りたいと思い制作したのがこのノートです。
このノートを作るにあたって影響を受けた作品があります。それがAimerさんのBlack Birdという曲です。
その後ふとしたきっかけで「ぼくのりりっくのぼうよみ」さんのアルバムを聴く機会がありまして、そこに同名タイトルBlack Birdがあって、それも素晴らしくいい曲でした。なぜこの2つの曲が好きなのかというと、くらい床の上を這うような曲の雰囲気や、マイノリティを生きる感じの歌詞に共感しました。
「Black」というその黒い世界観に共鳴しました。
Blackという何色にも染まらない色。
私は、時にはそのような暗い黒い絶望の中を過ごすような時期もありましたし、至福を感じるような一瞬もすこしばかり経験しました。
人生のコントラストを目にして、ようやくわかったこと。
孤独の中で愛が何かわかるということです。
冷たさの中で温かさがわかるということです。
不健康な時に、はじめて健康のありがたさがわかるということです。
光が光でいられるのは闇があるからです。
昼間にも確かに星はいるんです。
青空にも星は瞬いているはずですが、昼間は闇がなく光しかないので星の存在は認識することができません。昼間に星は輝くことができません。夜になってはじめて星は輝きはじめます。
人の命もそう。闇を受け入れた心は美しく輝くのだと思います。
絶望を通ってきた人にしかない強さと優しさがその命を輝かせます。
だから、自分の中にある絶望、弱さ、醜い感情を恐れずに。死をも恐れずに。影を受け入れて。
いつかは(もしかしたら明日)死んでしまうことを受け入れてこそ命を大切に生きれるのだと思いました。
美しい漆黒の蝶を心に。
hikari to yami no sekai de
watasi ga kagayakunowa
kage wo ukeireta kara
utukusisa wa minikusa to issyoni
ziyû wa sekinin to issyoni aru
inoti niwa kage no yôni si ga matowarituku
dotiraka hitotudake wo erabukotowa dekinai
dotiramo ukeireta inoti wa utukusiku kagayaku