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マグナムボトルのシャンパンが似合うわたしになる!〜自己肯定感を高めるコミュニケーションの秘訣
大晦日、ドイツでは新しい年の到来を、ゼクトやシャンパンなどの発泡酒でお祝いします。
グラスを片手に
「今年もお疲れさま」
「来年も素晴らしい一年にしよう」
と乾杯するこの瞬間には、希望と輝きが詰まっています。
シャンパンといえば、20年以上前に出会った、ある日本人女性を思い出します。
その出会いの話をする前に、ちょっと寄り道させてください。
自分の気持ちを言葉にするのが苦手だった私
実はわたしは、子供の頃から「自分の気持ちや考えを言葉にして伝える」ことが苦手でした。
今でもそれが得意だとは言えません。
それはなぜか?
理由を考えてみると、いくつか思い当たることがあります。
・思考がとっ散らかっていて、まとめるのが面倒くさい
・言葉にしてしまうと、失敗したり誤解されたりするかもしれないという不安
・自分の気持ちを口にすること自体に価値を感じていない
こうした要素が複雑に絡み合って、自分の気持ちを「言葉にして伝える」ことがずっと難しかったのです。
ある女性との出会いに受けた衝撃
そこで、冒頭のパーティーで出会った日本人女性の話に戻ります。
20年以上前、あるパーティーで驚きの出会いがありました。一人の日本人女性との会話で、私は衝撃を受けたのです。彼女は、自分の考えや願望を堂々と口にできる人でした。
例えば、彼女は冗談混じりにこう言いました。
「マグナムボトルのシャンパンを持ってきて!」
それを聞いた私は心の中で驚きました。
なぜなら、当時の私だったら、こう思ってしまうからです。
「そんな高級なもの、私には一口飲ませてもらえれば十分だわ。それをマグナムボトルでだなんて」
当時の私は、自分にそれだけの価値があると堂々と言える彼女の姿勢にびっくりしたと同時に、強い憧れを抱きました。
自分の気持ちを伝えることと自己肯定感
この経験を振り返ると、「自分の気持ちを口にする」という行為が、単なるコミュニケーション能力の問題ではなく、自己肯定感と深く結びついていることに気づきます。
彼女のように「自分にはそれを言う価値がある」と思える人は、自分の願望や思いを堂々と伝えることができるのです。
逆に、私のように「自分はそんなことを言う資格がない」と思い込んでいると、気持ちを口にすることがどれほど難しいかがよくわかります。
自分の気持ちを伝える練習のすすめ
自分の気持ちや考えを伝えるのが苦手な方に、私が意識している練習法をご紹介します。
1. 小さなことから言葉にする
「今日はこの紅茶が飲みたいな」「この映画、すごく面白かった」など、日常の些細なことから気持ちを口にする習慣をつけてみましょう。小さな一歩が大きな変化につながります。
2. 自己肯定感を育む言葉を使う
「どうせ私なんて」ではなく、「これが好き」「これをやりたい」と、ポジティブな言葉を選んでみてください。
最初はぎこちなくても、繰り返すうちに自分の心にも響いてきます。
3. 周りの反応を気にしない
最初は勇気がいりますが、思った以上に人はあなたの発言に好意的に反応してくれるものです。「失敗してもいい」という気持ちで挑戦してみてください。
自分の気持ちを言葉にすることで得られるもの
自分の気持ちを口に出すことができると、周りとのコミュニケーションがスムーズになるだけでなく、何より自分自身に対する信頼感が高まります。
私もまだまだ練習中ですが、少しずつ「これが私の考えです」と言えるようになってきました。それが自信となり、さらなる挑戦へとつながっていきます。
あなたも、自分の気持ちを少しずつ言葉にしてみませんか?
最初は小さなグラスのシャンパンで乾杯するような感覚で大丈夫です。
その一歩一歩が、自分を大切にする気持ちを育み、いつかはマグナムボトルを堂々とリクエストできるような、輝く自分へとつながっていくはずです。
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