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就活困っていたら一旦NFLのハーフタイムショー見ることをオススメする【きゃ日記vol.41】

おはこんばんち、きゃめろんです。

今日は、きゃめろんが就職を考え始めたキッカケについて綴ろうと思います。

スーパーボウル?

日本では、大学3年生になったら本格的に就職活動をし始めると思うのですが、きゃめろんが仕事というものに意識を向け始めたのは大学2年生の2月でした。

きゃ日記vol. で綴ったように、きゃめろんはその時アメリカNY州に留学中でした。

正月を経て2月が近づいてくると、マスメディアやアメリカの学生達の間ではこの話題が引っ切り無しで流れます。

スーパーボウル!

友達や教授が「スーパーボウルがヤバいで!」って毎日のように呟いてるので

なんの知見もない私は、ん?これか?ってなるわけです。

https://omatsurijapan.com/blog/superball/

「え?スーパーボウルって祭りに出てくるやつ?」

と画像見せて聞いたら、日系アメリカ人の友達に

「いや、ちゃうちゃうwでもある意味祭りみたいなもんかな!」

この発想は、ニアピン賞だったみたいです。

みんなが言ってる"スーパーボウル"も祭りの1つっちゃ1つだったので(笑)

ただ、アメリカ人の"スーパーボウル"は数千倍規模がでかいものでした。

NFLとの出会い

アメリカでは、毎年2月ごろになると、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の優勝決定戦があります。

アメフトチームの全米No.1を決めるというイベントです。

日本でも、国内のスポーツで言えばプロ野球の日本シリーズの優勝決定戦とかになってくると結構マスコミが騒ぎ始めますが、

NFLの場合は、そんな規模じゃないです。

2022年のNFLでは

NFLは現地1日(火)、推定2億0,800万人以上の視聴者が第56回スーパーボウルを見ていたと発表している。この数字は『Nielsen(ニールセン)』との共同調査によるもので、この調査によって測定データが補足され、どれくらい多くの人々がこのゲームを見たのかの理解が、特に群設定において深まっている。

https://nfljapan.com/headlines/74492

2億人…だと…?

日本の人口を優に超える視聴者数…

2023年現在、アメリカの人口は推定3.3億人なので、人口の3分の2がこのNFLの優勝決定戦を見ていることになります。

さらに

ニールセンの調査によれば、2月13日の第56回スーパーボウル開催中にテレビを利用した人の90%近くがこのイベントを視聴しており、スーパーボウルの歴史上最高の視聴占拠率(89.6%)だったという。

https://nfljapan.com/headlines/74492

これ、凄くないですか?

全米で試合の時間帯にテレビを見ている人の9割がNFLしか見てないんです。

1年で最も注目される試合(番組)なのです。

このNFLの優勝決定戦の日は、大学の授業も休講になります。

ガソリンスタンドに行ったら、モニターは全部NFL一色です。

CM1秒に〇億

この番組を見ている人は、試合中もチャンネルを変えることがほぼ無いみたいです。

国民の3分の2がその番組を見るということは、そこに流れるCMもかなり気合が入ります。

きゃめろんは留学中の知り合いに、NYCの広告代理店で働いたことがある日本人の方がいました。

その方が、教えてくれたのが

CM30秒の価値。

今年FOXが発表した金額は、30秒間$7M(≒9億円)です!ひぇえぇぇ!!!

https://www.nfl-32.com/entry/2023/02/12/120537

桁が良くわからないですね。

1秒換算すると約3億円です。

アメリカ企業は、このたった1秒に億をかけるのです。

当時のきゃめろんにとって、この事実は本当に驚きました。

この時初めて、CMや広告というものに本格的に興味を持ちました。

企業はこの超高単価CMの枠に自分たちのクリエイティブをbetするのです。

それって、日本の規模じゃ考えきれないのですが、

その数億円を回収できるくらい、NFLの優勝決定戦は価値があるということです。

ハーフタイムショーがヤバすぎる

そして、きゃめろんが一番注目したのはこの試合の中盤で行われる"ハーフタイムショー"でした。

なんと、NFLの試合中よりも、このハーフタイムショーの時間が最も視聴率が高くなるのです。

このハーフタイムショーでは、毎年1組のアーティストが選ばれて約10分間のパフォーマンスを行います。

過去のラインナップはこんな感じ👇

2016 コールドプレイ(ゲスト:ビヨンセ、ブルーノ・マーズ)
2017 レディー・ガガ
2018 ジャスティン・ティンバーレイク
2019 マルーン 5 (ゲスト:トラヴィス・スコット、ビッグ・ボーイ)
2020 シャキーラ、ジェニファー ロペス(ゲスト:バッド・バニー、 J.バルヴィン)
2021 ザ・ウィークエンド
2022 ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマー
2023 リアーナ

https://www.sportingnews.com/jp/nfl/news/super-bowl-halftime-show-2023-who-performing-super-bowl-57-arizona/i3cyw9oy91bs4ffzbbdx51mw

きゃめろんが留学していた年は、コールドプレイがハーフタイムショーに出演していました。

洋楽好きのきゃめろんからしたら、もう天国です。

このアーティストはみんな、多額のギャラをNFLから貰ってパフォーマンスしているのかと思いきや

実際は、出演費はゼロ。

ただし、パフォーマンスに必要な大道具やダンサーのキャスティングなど、パフォーマンスにかかる費用をNFL側が負担するという構図で行われるそうです。

出演費が出なかったとしても、全米の3分の2の人が注目する番組ですから、その1年で最も多くのアメリカ人に見られるアーティストになれるわけです。

そのため、どんなビッグネームでもNFLに出演できること自体が、とても光栄なことになります。

オンライン視聴なのにアツすぎる

きゃめろんは、友達と一緒に大学寮にある大きなスクリーンで、観戦しました。

テレビの向こう側の現場も熱狂しまくりだとは思いますが、

正直、画面の前のコチラ側も、ポップコーン持ってきて、ブブゼラみたいな音のなるもの持ってきて、中には選手のユニフォームを着たり、グッズを配りまくる人もいるという

超カオス状態。

そして、ハーフタイムショーが始まると、画面に集中しつつも、「ここはライブ会場か?」と言うくらい、叫ぶアメリカ人達。

ここまで、本気になれる試合(番組)とアメリカ人って凄いなとも思いつつ

きゃめろんが一番アツいなと思ったのは、CMのクオリティ。

事前情報で分かっていた、数億を1秒にかける超大手企業のCM合戦は、目に余るものがありました。

この数秒の枠に、この日限定のCMを流すのです。

「NFL CM」って検索でかければYouTubeでいろいろ見れるので是非チェックしてみてほしいんですけど

キャスティングや台本にめちゃくちゃお金かけているのが分かると思います。

この視聴している2億人にどれだけの訴求ができるか。

これを超大手企業がこぞって本気で考えて、ガチのガチを出してくるわけですからね。

就活の入り口は何でもいい

結局、今バーッて読んだら、NFLがとりあえずヤバいイベントってことはわかってもらえたと思いますが、

きゃめろんはこの出来事をきっかけに、広告というものにめちゃくちゃ興味を持ちました。

その興味から、日本に帰国する前から広告や広報に携われそうな、インターン先を探してきゃ日記vol.2で話したように、書く仕事を一時的にやらせていただきました。

正直、自分にあった仕事を一発目で見つけることって難しいと思います。

何かしら興味がある事柄があって、その裏側でどのようにお金がまわっているか、何故企業がその行動を起こすのか等「WHY」を考えていくと割と楽しいです。

それが仕事になるからです。3200文字!

P.s. リアーナがかっこよすぎたので、マジで見てほしい。2023年のハーフタイムショー。


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