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主体性と自分ごとという意識を持ってほしいという親心

はじめに

新人2人を見ているのですが、2人とも本当に吸収力がすごい。1週間単位で成長しているのが分かるので、教える側としてもやりがいがあります。

2人には読書しろ、考え続けろ、考えていることは文字に起こせと言っているので、自分も負けじと読書をしていまして、いい感じにOJT業務が刺激になっています。

さて、今回は「主体性」と「自分ごと」の意識を持ってほしいという話をします。なぜかというと、新人には今後成長していくにあたり、指示待ち人間になってほしくないからです。

自分は比較的甘やかしている方な気がします。少なくとも、自分が社会人1年目の頃の先輩は何もタメになることを教えてはくれませんでした。どちらかというと背中で語るタイプでして、結局自分は1年間でほとんど成長しなかったです。それは、自分が自分で物事を考える力がなかっただけなのですが、新人2人には、様々なことを教えつつも、自分で考えて動ける人になってほしいと。

あとちょっとしたら、自分1人で案件を回していくし、もしかしたら別の会社に転職するかもしれない。そんな時に自分を助けてくれるのが、この2つの意識を常に持つという習慣。
どんな状況でも、自分一人である程度のレベルまで持っていける、常にどんな状況でも及第点は取れるビジネスパーソンは、この2つの意識がとても高いと思います。


主体性とは何だろうか?

主体性というのは、自分の考えを持って物事に参加してくれることですよね。
だから、常に考えて欲しいです。
例えば、何も下調べをしない、仮説を立てない、アイデアを持たないで、
ブレストには参加しないこと。
ブレストの打ち合わせでなくとも、今日は何を決めるべきかある程度把握しておく、もしくは自分の中でのゴールを定めておくこと。
これらを約束して欲しいです。

この主体性というのは、「言うは易し、行うは難し」で。
自分はこのメンバーの中でどんな役割が求められているのか、
どんな水準までの業務内容を求められているのか、
量と質の両方を推し量ります。

推し量る際に、必要なのは、
仕事の1つの流れ、全容が見えていることです。

もし自分の役割とかを想像できない場合、あとはそんなの関係なく、全部自分がやり切るんだという意志がある場合は、自分のすべきこと(やりたいこと)を提案していくことが大事です。

自分の役割は何だろうかと想像するんですけど、なんとなくの及第点を探りつつ、その及第点を取るだけでは、インパクトは残せません。
それは、まさに僕らの仕事である競合コンペと同じで、そこそこの企画だと、印象に残らず、受注できません。

それは、一人一人の仕事でも同じで、
及第点をクリアし続けることだけでも十分すごいことですが、
何か一つインパクトを残すためのチャレンジが時には必要です。
それが、相手の期待値を探り、それを超えられるように動くことであり、主体性のアピールです。

特に新人プランナーは、社内の人間からまだ信用されていません。この信用を獲得するためにも、相手の期待値を超える仕事をすることで、信頼されます。

自分も入社して1年間はほとんど誰も知らない人間で、資料作成を手伝ってくれる人という認識だったと思います。
今では、やっとプランナーとして認識してくれる人も徐々に増えてきて、3年経つ自分でもまだまだなんですが、新人の2人もこの信頼を獲得していくフェーズが一番きつい。

ある程度関係値が築けてくると、仕事はやりやすいのですが、最初のうちは大変です。その時期は一番頑張り時だからこそ、主体性を持って行動し、相手の期待値をどんどん超えていく必要があります。

もしかしたら、自分がすべきでないかも、、、といった臆病な気持ちが邪魔するかもしれない。
先輩たちへの遠慮や配慮、忖度といった様々な相手を思っての選択があるのは分かりますが、ある種、周りの意見を気にせず、身勝手にチャレンジさせてください、と言うのが本当の主体性を持つということかもしれない。

辞書で主体性を引くと、「自分の考えや立場をはっきり持ち、まわりからの影響を受けずに動く性質」と書いています。
まわりを気にしないことも時には重要ということ。


自分ことが主体性を生む

主体性を持って動いてほしいのですが、そもそも主体性はどこから生まれるのでしょうか?
それは、「自分ごと」だと思います。
どんな仕事でも、自分の意識と関わり方で、吸収・成長できる内容は全然違います。

PR業界では有名な「PRの目的の3段ピラミッド」があります。
下段が”Publicity(Awareness)”で、2段目が”Perception Change”、最後に”Behavior change”です。
このピラミッドが意味することは、人は意識・認識の変化があるから、行動が変わるということです。世界的にこのピラミッドは意識されています。


そして、これはまさに自分の仕事への意識にも言えて、自分ごとで様々な仕事を捉えるから、主体性を持って行動できる、と思います。
とりあえず、先輩に言われたからやってる、付いてきている、参加してるでは、成長度合いは遅いです。先輩に言われたことは、どんな目的やどんなことを期待されているのだろうか、常に考えること。


少なくとも、自分が新人2人に振る仕事には、大抵意図があります。
ただ、その意図の全部は新人には言わないようにしています。
それでは、2人が指示待ち人間になってしまうから。


終わりに

果たして、このようなトレーニングでよいのでしょうか。
自分の教え方が、たまに合っているのかどうか悩みますね。
ある程度、この業界の知識に自信はありますが、新人教育となると難しいものです。

ただただ、新人2人には、仕事をポジティブに捉えて欲しい。
きつい、つらいことも多々あるが、それでも楽しいとか、自分が成長出来るとか、自己実現できているとか、そんな感じで思えているのだろうか。

そのために、まずは仕事ができるようになること、周りから求められる人材になるための要素をインストールさせていますが、モチベーションを上げるには(決して本人が低いわけではない)、仕事を楽しいと思えるには、どうしたらよいのか、夜寝る前に考えますよね...。

ふとこれを考えていて思ったのは、教える側もポジティブに、楽しく仕事に向き合っていないと、仕事は楽しいものだと思えないだろうなと思いました。
愚痴は少なく、仕事が楽しいと思った瞬間は言語化して、伝えていこうと思ったところで、今回のnoteは以上です。


おしまい

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