1年経って
●1年前の水害
去年2023年の9月に関東地方を台風が襲い、日立市では宮田川の氾濫のため市役所が浸水してしまったというニュースが報道された。
台風が去った後に見に行ったところ、市役所上空を報道各社のヘリコプターが行き交っており、ヘリコプター特有のパタパタ音があちこちから響いて物々しい雰囲気を感じた。
報道ヘリの動きを見ていると、市役所上空だけでなく、少し離れた山のほうへも飛んでいってそこでしばらくホバリング(滞空)していたので「なんだろう?」と不思議に思った。どうやら山の方で土砂崩れがあったらしい。
●JX金属の被害状況
日立と言えば、ボクはパワースポットとして有名な「御岩神社」へ行きたかった。ところが神社へ通ずる山道が土砂崩れのために通行止めになっていて行けず、1ヶ月後にようやく開通したので、開通のタイミングでようやく行けることになった。
山道を走っていたところ、JX金属の工場が広い範囲に渡って土砂崩れの被害を受けている様子が目に入って驚いた。こんな大きな被害があったのか・・・と。
●一年後気付いた
水害から1年経って、あらためて山道を通ってみたところ、いまだに災害の爪痕が残ったままであることに再び驚いた。
こういった土砂崩れは、道沿いに4、5カ所もあるので、それらを順番に眺めながら進んでいると、大煙突の下の場所で衝撃的な光景を目にした。
よく見ると、なんか大型トラックが落ちてるような・・・?!
当時の写真(この記事の1枚目の写真)を改めて見てみると、この現場の前には木が茂っており、奥の方までは見通せない状態だった。
けれども今回見てみるとその木が撤去され、全体が見渡せるようになっていた。
「こんなことになっていたのか」と衝撃を受けるとともに、1年経っても未だ当時の状況のままになっていることにもまた衝撃を受けた。
もうこれは引き上げることもできないのだろう。ナンバープレートも外されているので、見捨てられた感がある。
もし今後このままの状態が続くのであれば、Googleストリートビューでも見られる日が来るに違いない(現時点ではまだ)。
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