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ヘッドハンターという仕事について

僕は普段ヘッドハンターという仕事に従事しています。先にライターの仕事についてお話ししてしまいましたが、このヘッドハンターという仕事は正社員として行っています。

昔『ヘッドハンター』というドラマがあり、またここ最近も『転職の魔王様』が放映されていましたね。(恥ずかしながら僕は視聴していないのですが…)

今回は、このヘッドハンターという仕事について簡単に書かせていただきます。
個人的には大変魅力的な仕事だと感じているので、うまくお伝えできたらと思います。

仕事の概要

企業に勤められていて、転職を経験されたことがある場合『転職エージェント』というものを利用された方もおられるのではないでしょうか?
ヘッドハンターについて語る前にまずこの『転職エージェント』についてお話しします。

転職エージェントは例えるなら、ヨドバシカメラさんやノジマさんのような家電量販店的存在です。

家電を買いたいと考える時、購入するものが決まっていればメーカーに直接買いに行くこともあるかと思います。
ただ「電子レンジが欲しい。メーカーは問わない。性能や金額で判断したい」と考える時、1社のメーカー製品のみではなく、数多くのメーカー製品を取り扱っている家電量販店で比較・検討される方がほとんどではないでしょうか?

転職エージェントは、この家電量販店的役割を果たします。
「転職がしたい」という理由を紐解いていくとこれは十人十色です。
「待遇を改善したい」「別業界で経験を積みたい」「人間関係に悩んでいる」など。
すでに転職したい企業が決まっているのであれば、その企業に直接応募される方もおられるでしょう。
一方で、「転職したい」のは事実だが、自分にはどんな企業がフィットしそうかわからない場合、情報を持ち合わせているエージェントに相談することで、これまで知らなかった・考えもしなかった企業への転職をされる方が大勢いらっしゃいます。
転職エージェントは、求職者と企業の間に入り、企業からは採用ニーズを受け取り、求職者にはその情報を提供することで今後のキャリア機会を提供します。

ヘッドハンターは同じく転職エージェントに括られますが、企業から預かる案件が秘匿性高く・ハイレイヤーなポジションに特化している点で違いがあります。
某上場企業の役員採用、中小企業の2代目社長候補などなど。
必然的にお会いする求職者の方々も年収何千万以上で、ネットで名前を検索すればすぐにヒットする有名な方ばかりです。

企業経営にインパクトを与えるような採用を実現すべく日々活動しているのが我々ヘッドハンターということです。

日々どんなことをしている?

以下2点に紐づく業務を日々行っています。
1.クライアント経営層と打ち合わせをし、今後の事業計画推進・足元の課題感を解決するために必要な人材を定義
2.人材要件に見合う求職者をスカウト

1点目については、基本的に受け身でクライアントからハイレイヤーポジションのニーズが出るのを待つ、ということはしません。
積極的に経営層にアプローチし、経営・事業課題をヒアリングする中で『今貴社に必要な人材』を定義します。
公開情報を中心に、クライアントの現状を把握し、「こんな課題をお持ちではないか?」といった課題をぶつけ、擦り合わせながら徐々にニーズを探っていきます。

2点目については、クライアントとの擦り合わせの結果をもって、人材要件に見合う方をスカウトするわけですが、様々なアプローチがあります。
まずは、CMでも有名なビズリーチのようなハイレイヤーが活用しているデータベースにアクセスすること。
これはヘッドハンターでなくとも、転職エージェントの皆様も活用されています。
ヘッドハンターとしては、アナログですがその方宛にお手紙を書く、組織もしくは個人のネットワークを通じて接点を探すといったアプローチをよく行います。

クライアントからお預かりしている採用ポジションの要件は当然非常に高く、見合う方が世の中にそんなに大勢いるわけではないので、ピンポイントでお声がけするイメージですね。
Linked-InのようなビジネスSNSツールの活用も最近は非常に増えてきています。

とにかく、あの手この手で「この方にぜひお会いしたい」と思う方になんとかアプローチするという、この時代に非常にアナログな手段でその実現を目指します。

やりがいは何?

クライアント企業の経営にインパクトのある採用支援が行えることが僕にとっては何よりもモチベーションになっています。

お会いする方々については、正直申し上げると、大変優秀な方々ばかりで『どこでも通用する』のです。
現職で実績を出され出世もされており、その方々が無理やり転職する意味はないケースが多かったりします。
そんな方々に対し、我々は転職を促すわけです。

クライアント企業が将来的に何を実現したくて、今何が課題なのかをお伝えし、あなたにどのように力を貸して欲しいのかを明確に伝えます。
つまり、クライアント企業のビジネスの方向性やビジョンに共感いただき、面談の場にお連れするのです。

これまで経営に携わる多くの方とお話しをさせていただきました。
その中で一番出てくるのは『人に起因すること』でした。
ビジネスを動かすのが人である以上、どの企業も少なからず人材に関する課題はお持ちのようです。

我々は会社を動かしていく経営人材の採用支援を行うエージェントであり、その企業に入社された方が活躍され、企業価値が更に高くなること、この瞬間を見届けるために日々邁進しています。

最後に

ここ最近、日本ではあまり明るいニュースがないですよね。日本の未来って暗いのかなと思わされる出来事が非常に多い。

でも、日本を変革しようと本気になっているビジネスパーソンが多くおられることを、僕は体験から実感しています。

どうせやるなら、明るい未来に賭けて全力で何事にも取り組んでみたいなと思います。

このヘッドハンターという仕事を通じて、一歩でもそういった大きなテーマに挑戦したいと強く願っています。

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