
私が30㎏痩せた理由(0話その2)
私が30㎏痩せた理由(0話)
~スタートラインに立つ前のとある日②~
【異変】
昔からファッションが好きだった。
お気に入りのブランドやテイストがあって、
ファッションを楽しむのが趣味のひとつだった。
ある日、よく行く駅ビルの中に新しい店舗ができていたのを発見。
「わー!このブランドが新しく入ったのね!
久しくここのお洋服見ていなかったから嬉しい♪」
るんるんな気分でお店に入り、
商品を意気揚々と見て回る。
「このワンピースいいかも♪」
早速フィッティングルームにて試着する私。
「あれ?え?」
頭から被るタイプのそのかわいいワンピースは私の身体の半分にも届かない位置で動かなくなった。
はっきり言うと、『ちょっときついかな?』とかではなく
全く、微塵も…入らなかったのだ…
こんなことは生まれて初めてだった。
その日手に取ったお洋服は、私に完全には着用されることはなく店員さんの元へ帰っていった。
フィッティングルームにいる私に
「お客様、サイズ感などいかがですか?(^^)」
明るく問いかけてくる店員さん。
「だ、だ、、、大丈夫です💦」
果たしてきちんと平然を装えていただろうか、私。
人生で初の体験に、
ショックよりも驚きが真っ先に押し寄せていた。
とぼとぼとお店から去る私の後ろ姿は、
店員さんにはどう映っていたのだろう。
自分に訪れた異変に
やっと少しずつ気づき始めた
日曜日の午後だった。
次回へつづく…
※これはあくまで個人の体験・感想・考えを述べたものです。
痩せる=正義のような思想は一切ございません。それぞれが『美しい』『心地よい』と感じる身体に正解はないと考えております。逆を言えば、心地よさやなりたい自分の形には人の数だけ答えが存在すると思います。