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⚫️四匹の蠅

本日の懐かしのホラー映画は、「四匹の蠅」(1971)。

ダリオ・アルジェント監督 動物3部作最後の作品に位置する映画です。

バンドグループでドラマーをやっている主人公のロベルトは、不審な男に付きまとわれ、悩んでいました。
ある日、練習の帰り道にその男と寂れた劇場でもみ合いになり、誤ってナイフで刺殺してしまいます。その現場を目撃し、写真に収めていた怪しい覆面をした人物がいました。
以来、ロベルトに対し、不審な電話や手紙等、様々な形で脅迫行為が始まります。

ロベルトに近しい人物や彼が調査を依頼した探偵も次々と殺害されてしまいます。犯人の真意は・・・?

本作は、当時劇場で公開されて以来、日本ではビデオソフト化されず、 "幻の作品"とされていました。モリコーネのサントラは発売されていたので、音楽は聴く事ができましたが、なにぶん本編が観れないので、どの様な内容なのか VHS時代から興味津々でした。

そして、2010年再度日本で劇場公開される事が決まり、遠方ながら都内の渋谷シアターNまで足を運んで鑑賞しました。
もしかしたら、DVD化されないかも知れないと思い、しっかり目に焼き付ける積りで・・。

と言う自分の心配をよそに、アッサリDVD化が決まってしまったので、廉価版を待たずに購入し、自宅でも楽しめる様になりました。 😆
現在は、Blu-rayでも気軽に観れる時代になったので、今の若い世代の方達が羨ましいです。

アルジェントの動物3部作で個人的に一番推しているのは、「歓びの毒牙」なのですが、本作もまさかの形で犯人が判明するので、中々面白いジャーロ映画(*)だと思いました。
タイトルとなっている”四匹の蠅”も意外な形で登場するので、必見です。
中々凝ったスリラー映画なので、未見の方にはオススメしたいです。

※ジャーロ映画
イタリア製のスリラー映画の事を言います。 イタリアの推理小説のカバーの色が黄色(ジャッロ)であった事が語源とされています。
苦情・広告のお問い合わせ「ジャ〇」とは無関係です。😂

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