
(102)バンパイア・ハプニング 噛みついちゃってごめんなさい!!
本日の懐かしのホラー映画は、「バンパイア・ハプニング 噛みついちゃってごめんなさい!!」(1971)。
当時の西ドイツで製作されたバンパイアもののお色気コメディです。

アメリカでは人気の女優ベディ・ウィリアムズ(本名 エリザベス・ラベンシュタイン)は、トランシルバニアにある伯父の城へやって来ます。
売却を予定していたのですが、その前に一度見ておこうと考えたのです。
訪問をすると出てきた使用人のジョセフはベティを見るなり、驚愕します。
彼女が祖母のクラリモンディ・カターニと瓜二つであったからです。
祖母クラリモンディは、魔女でありながら、ラベンシュタイン家に嫁いできた女性で、後に吸血鬼にもなった人物でした。城に飾られている肖像画は確かにベティと瓜二つでした。違うのは髪の色だけ。
(ベティは金髪、祖母は黒髪)
バンパイアである祖母クラリモンディは、棺から出て来ては隣にある神学校の修道僧を誘惑し、噛みついて自分の配下にしたりしていました。
祖母により殺された修道僧の葬儀でベティは、ラーセンと言う青年と知り合い、恋仲となります。
クラリモンディは、時折ベティと入れ替わりラーセンを誘惑したりします。
そんな折、ベティは、伯爵のパーティーに招待されます。そのパーティーは、バンパイア限定であると言う事を知る事もなく。ベティの車のトランクに潜入するクラリモンディ。2人はパーティーへと向かいます。
伯爵のパーティーの実態を知っている使用人のジョセフとラーセンは気が気ではありません。ベティを救出する為にパーティー会場へと急行します。
そのパーティーには、ドラキュラ伯爵、ベティが噛みついて配下にした修道僧も参加して酒池肉林の宴が繰り広げられていました。
さて、どうなりますか。
本作は、現在の中古市場だとかなり高値がつくレアモノとして扱われています。
そんなタイトルも普通にレンタルしていたホワイトビデオ、只者ではないですね。
こちらも多分に漏れず、高校卒業真近に鑑賞した作品になります。
主演の女優さんが色っぽくて可愛らしかったので、目の保養になりました。ただ、肌露出シーンが割とあったので、親が動く時間帯は避けてビデオを観たのを覚えています。
セットになりますが、トランシルバニアにあるラベンシュタインの城のセットも魅力的でホラー度は低いものの、1度で好感の持てる作品になりました。
ただ、次に観る事が出来るのが28年後になろうとは、当時は夢にも思いませんでした。
主演のピア・デゲルマルク嬢は、ベティ役とクラリモンディ役二役を演じ分けています。
髪の色で一応見分けがつくのですが、互いに髪の色を替える時があり、シッカリ観ていても、どちらがどちらか判らなくなる時があります。
演じ方で見分ける他ないのですが。
結構な高値でしたが、どうしても諦められずビデオを入手しました。
これからは、好きな時に観る事が出来るので、また独特の世界を楽しみたいと思います。
・・多分、国内でBlu-ray/DVDは出ない・・・でしょうね。(;'∀')