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(83)リンダ・ブレアのグロテスク
本日の懐かしのホラー映画は、「リンダ・ブレアのグロテスク」(1988)。
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主人公のリサは、友人と二人で山の中に居る両親の家を訪れます。
父は、映画の特殊メーキャップアーティストと言う事で、人を驚かせるのが大好きで、部屋には過去の作品で使用された彼の"作品"が飾られていました。
楽しい筈の帰省が、来る途中に遭遇したパンクグループによって滅茶苦茶にされてしまいます。彼らは、リサの家を襲い、金銭を要求します。
応じないと判ると、リサの両親を殺害、友人も殺されてしまいます。独り、山の中へ逃げて行くリサ。
しかし、この家には、もう一人の「家族」が棲んでいたのです。
もう一人の家族・パトリックは、怪物の様な醜い顔をした怪力の男で、パンクグループの連中を一人、また一人と殺害して行きます。
彼らも山中に逃亡し、舞台は山の中へ。
その頃、リサの家の異変に気付いた叔父が警察や町の人達を動員し、同じく山へ向かいます。
逃走劇の行く末は・・・。
本作を初めて観たのは、高校1年生の時でした。
地元のレンタルビデオ屋さんに置かれていたホラーの1本であったので、ホラービデオをレンタルし始めた頃の自分が手に取るまで、そう時間はかかりませんでした。
当時は、未だ「エクソシスト」を観た事がなかった為、リンダ・ブレアの出演作は「ヘルナイト」に続いて2作目になりました。(まだ、「エクソシスト」の・・と言われてもピンと来ない時期でした。)
山の中の追跡劇、そして終盤まさかのどんでん返し的な展開は一度観たら忘れられません。「え?そうだったの!?」が正直な感想です。
本記事を書くため33年ぶりに鑑賞しましたが、その2点だけは覚えていました。
特殊メイクと言う主人公のお父さんの仕事が物語の重要なキーワードになって来ていると思います。
調べてみましたが、海外でも未だDVD/Blu-rayは発売されていない様です。
日本でもVHS止まりなので、これも円盤化は難しいタイトルかも知れません。
※英語ではない海外の字幕付で、どこかで観れるかも知れません。。