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(90)ヘルレイザー(1987)

本日の懐かしのホラー映画は、ヘル・レイザー(1987年)。 

 自堕落な日々を送っていたフランクは、裏取引で究極の快楽が得られると言われるパズルボックスを購入。パズルを解いた事により、地獄の扉が開き、魔導士達により八つ裂きにされたフランクは魔界へと堕とされてしまいます。 

その事を知らず、フランクの兄・ラリーと後妻のジュリアは、フランクが生活していた家に越して来ます。ジュリアは、生前フランクと愛人関係にありました。兄のラリーには内緒で。 

引っ越し作業の際、手を怪我してしまったラリーの血がフランクの死んだ部屋の床に流れ落ちた事で、フランクが復活。ジュリアの元に姿を現します。
フランクは、完全な形で生き返る為に、ジュリアを利用して男を連れ込ませては殺害。自分の復活のえじきとしていました。 

 フランクとジュリアの悪事を偶然知ってしまったラリーの娘・カースティは、例のパズルボックスを奪取し、パズルを解読。魔導士達を呼び出してしまいます。 魔導士達に殺されそうになった時、カースティは、魔界から逃げ出したフランクを差し出すかわりに命を助けて欲しいと掛け合います。
フランクを騙して魔導士の元へ誘導しようとするカースティですが、果たして。 

クライブ・バーカーが脚本と監督をつとめた本作を初めて観たのは、中学生の時です。 
家庭教師のお兄ちゃんから、「ヘルレイザー」について"究極の快楽"を描いた作品と聞いてはいましたが、どう言う意味かその時は判りませんでした。(中学生に、そんな事を教える人も何か凄いですね。( ´艸`)) 

意外にも早く鑑賞する機会は訪れ、1990年7月26日の木曜洋画劇場で放送したものをビデオ録画して観ました。 独特な4人の魔導士の造型はインパクトがありましたね。 
最後まで、彼らがどう言う存在なのか明らかにされなかったので、一層の興味が駆り立てられました。そして、ヒロイン役のアシュレー・ローレンスの美しさに魅了されました。😍

当時は、まだ2作目までしかビデオ化されていなかったので、続編を高校生になって借りるまでは、折に触れ木曜洋画劇場で録画した1作目を繰り返し観ていたものです。 

 音楽は、クリストファー・ヤングが担当。
彼の最高傑作の1本ではないか?と思う位に素晴らしいスコアを描き上げています。
続く「ヘルレイザー2」でも更なる進化を遂げており、「ヘルレイザー3」を担当したランディ・ミラーもヤングのスコアを一部流用する位、この映画の世界観を体現していました。
1作目のサントラ盤CDは、19歳の時 イギリス旅行をした時に入手しました。
(現在は、廃盤で入手困難になっている様です。) 

<シリーズについて> 
(2作目)ヘルレイザー2(1988年)
(3作目) ヘルレイザー3(1992年) 
(4作目) ヘルレイザー4(1996年) 
(5作目) ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ(2000年) 
(6作目) ヘルレイザー リターン・オブ・ナイトメア(2002年)
(7作目) ヘルレイザー ワールド・オブ・ペイン(2005年) 
(8作目) ヘルレイザー ヘルワールド(2005年) 
(9作目) ヘルレイザー:レベレーション(2011年) 
(10作目) ヘルレイザー ジャッジメント(2018年) 
(リブート版)ヘル・レイザー(2022年) 

一応、4作目位までは何とか話が繋がっている印象でしたが、以降はピンヘッドが登場するスピンオフの様な単発作品が延々と続いていました。 

一応、DVDがリリースされる度購入し、9作目までは集めました。 

期間をあけながらもシリーズは継続し、2022年にリブート版まで製作される程、息の長いシリーズになりました。 
ホラービデオカタログには、2作目まで掲載されていましたので、いずれ取り挙げたいと思っています。

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