(36)ブラディ・ムーン/血ぬられた女子寮
本日の懐かしのホラー映画は、ジェス・フランコ監督作品「ブラディ・ムーン/血ぬられた女子寮」(1981)。
富豪の一族のミゲルは、顔の右側に大火傷の様な傷がある青年。
学生達のパーティーに覆面で潜り込んだ彼は、女性にイタズラしようとして抵抗されたため、殺害してしまいます。
数年後、姉の付き添いで精神病院から退院したミゲルは、電車の中でアンジェラと言う女学生と出会います。
アンジェラは、例の事件が起きた学校の生徒で、出会って以降 彼女をストーキングするかの様にミゲルが姿を現します。ミゲルの陰に怯えるアンジェラ。その傍ら、女学生達が殺される凄惨な事件が発生する様になります。
病院から退院したミゲルの病気が再発し、再び事件を起こしているのだろうか。?
犯人の魔の手がアンジェラにも迫るのであった・・・。
個人的に、VHSブームが再燃した2020年。
過去のVHSコレクションから国内で円盤化されていない古いホラーで観たいと思った筆頭作品の1つが本作です。
(輸入盤Blu-rayも同じく2020年に入手しています。)
ジェス・フランコ監督、エロ系映画が多い中、本作は割とマトモなスラッシャー映画だと思います。
突然落下してくる巨大な岩とかアンジェラに忍び寄る蛇とか、事件とは無関係の脅かしシーンもあったりします。
(国内VHSパッケージのシーンも、「な~んだ」と言いたくなる一瞬を切り取っただけだったりします。(^^;)
殺人が起きる間隔が少し長いと言う欠点はありますが、クライマックスの怒涛の展開は、中々見物です。
80分少々で上手く纏められていて、個人的には好きな作品です。国内Blu-ray発売希望です。!