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●ねらわれた美女球団

本日の懐かしのホラー映画は、「ねらわれた美女球団」(1990)。
男女対抗「バトルロワイアル」を描いた作品です。

主人公ベイブをリーダーとした女性野球チームと男性野球チームとの試合が行われている所から物語は幕をあけます。この試合に勝った方が1000ドル貰える賭け野球試合でした。

男性側は、肘鉄を喰らわせる妨害行為や、女性選手の臀部を触るセクハラ行為を繰り返しますが、女性チームの実力の方が遙かに上回っていた為、女性チームの圧勝で幕を下ろします。ロイを中心とした男性野球チームは大敗を喫し、ロイの父親は不快を露にします。男性チームの遣いの者が女性シャワールームに持参した掛け金は1000ドルには満たない"はした金"でした。
納得の行かないベイブの父親(女性チームの監督)は、ロイの父親に抗議をし、力ずくで金を回収します。

同じ酒場にて、負けた憂さを晴らそうと、ロイとチームメイトの2人は、女性チームのミッキーとコニーを店外でレイプしようとします。ロイ達の暴挙を止めに入ったベイブの父親は、ロイのナイフで刺され負傷。(後に死亡。)
父親やミッキー達を乗せた女性チームはバスで現場を去ろうとします。

ベイブの父親に足を刺されたロイは、怒りの余りライフルを持ち出し、バスを運転していた女性を射殺します。その勢いで突っ込んできたバスに追突され、ロイも死亡。
ロイの友人は、父親に女性陣が招いたトラブルでロイが死亡したと嘘を吹き込みます。激昂したロイの父親は、女性1名につき、1000ドルを出す。
皆殺しにしろと男性達に依頼をかけます。
金に目がくらんだ男性陣は、バスで移動を続ける女性達を殺す為に追跡を開始。
かくして、男性陣 vs 女性野球チームの仁義なき殺し合いの幕が切って落されたのでした。

本作は、「ヘルダミアン 悪霊少女の棲む館」で学園の人気者ウェンディ役を演じたローラ・アルバートが出演していると言う事で、彼女目当てに観た作品になります。今回は、何と言っても本作の主人公ですからね。🥳

冒頭の試合から女性へのセクハラシーンがあったり、男性向けサービスの様なシャワーシーンが盛り込まれたりしていますが、意外にもターニャ・ローゼンバーグと言う女性が監督を務めている様です。
男性側がトラブルを起こしているので、とても彼らの肩を持つ気にはなれず、女性チームを100%応援しながら観ていました。
主人公のローラ・アルバート嬢は、さすがに死なないだろうと高を括りながら。(笑)

フィクションなので、男性vs女性のバトルロワイアルと言う観点で観れば、楽しめるスリラー映画です。ただし、実際の世界で男性側は、こう言う嫌がらせをしてはならないと言う戒めの様な作品でもあります。

日本ではVHS止まり。(中々レアリティが高い様で。。)海外では、Blu-rayが発売されています。
輸入盤Blu-rayを視聴して、少なくとも、2箇所程日本でビデオ化する際、削除されているシーンを確認しました。
VHSは非常に入手が難しい作品なので、ローラ・アルバート嬢推しの方は、輸入盤Blu-rayでの視聴をオススメします。😃

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