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(101)デモンズ2

本日の懐かしのホラー映画は、「デモンズ2」(1986)。

皆さん大好き「デモンズ」の正統なる続編です。
本作も引き続き、ランベルト・バーヴァが監督を務めています。1作目は映画館でしたが、今回の舞台は、ハイテク高層マンション。
前作はデモンズに変身してしまうマスクが元で、デモンズが誕生しました。今回は、テレビのブラウン管から飛び出して来ると言うトリッキーな設定でデモンズは復活します。

テレビ放映されていたので、他で起きても不思議ではないのに、何故この高層マンションでだけ起きてしまったのか?その理由は解明されないまま、物語は進行して行くので、前作と違い拒否反応が出てしまった方も居るかも知れませんね。

個人的には、中学生の時 初めてレンタルビデオで観たデモンズは「2」だったので、特に不思議にも思わず、作品そのものを楽しみました。
(何故、1作目を飛ばして「2」を先に借りてしまったのかは覚えていません。)
それから間もなく、木曜洋画劇場で放映する事が判り、大いに喜んだものです。

ここから少し登場人物について触れます。
リーダーシップをとるスキンヘッドの黒人俳優は、1作目から続投(別人物として)。今回も情けない最期を迎えますが、作品を盛り上げる名キャラクターの一人だと思っています。
アルジェントファミリーからは、娘のアーシアが出演していました。中学生の頃、幼いアーシアを観て、「この子だけは助かって欲しい。」と思ったものですが、さすがにそうは問屋がおろさなかった様で・・・。(具体的に襲われるシーンは割愛されていたので、想像する他ありません。)

本作のヒロインを演じる妊婦のハンナ役を演じるナンシー・ブリッリは、デオダート監督の「ブラディ・キャンプ 皆殺しの森」にも出演していました。また、ヒール側のヒロイン・サリーを演じるコラリーナ・カタルディ・タッソーニは、本作がデビュー作の様ですが、本人の性格そのものでは?と思う位にエキセントリックな役が合っていました。
彼女のデモンズ姿は恐ろしかったですね。😱
ちょっと、小学生の時の担任の先生に似ていたので、先生を重ねて観てしまい、恐怖倍増でした。(笑)
コラリーナは、アルジェント監督の「オペラ座・血の喝采」でも強烈なインパクトを残し、「ゲロゾイド」と言うマイナーなホラー映画にも出演しています。(血の喝采も、ゲロゾイドもホラービデオカタログ掲載タイトルの為、いずれ紹介します。)

音楽は、サイモン・ボズウェルが担当。メイン・テーマのDemonicaが世紀末を印象づける様な印象の曲で、中学生当時からお気に入りでした。(1990年当時は20世紀後半なので、世紀末と言う印象を持ちました。)

アーティストの歌も収録されたサントラを社会人になってから、オークション経由で入手しました。
1作目の日本独自盤(500枚限定)と並んでお宝CDの1枚となっています。近年は、ボズウェルのスコアだけが収録されたデジパック仕様のスコア盤が発売され、まだ入手可能です。

賛否両論の2作目かと思いますが、個人的に大好きなので、UHDまで発売され、本当に有難い限りです。✨


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