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私も愛されたかったな、っていう話。

数日前、うだうだ悩む自分に嫌気がさして、腹が立って、
喝を入れようと書いたんです。

それ自体は特にどうってことないんですけど、
後から読み返すとずいぶん強い、
きつい言葉を自分に対して使うんだなぁって思いました。
ただ、私にとっては違和感のない言葉遣いなんですよね、これ。
それが一番、こわかった。

そんな言葉に囲まれた環境で、
自分にこんな厳しい言葉をかけることが当然の環境で育ったのか、と
ちょっと愕然としました。

父は「息子が欲しかった」らしく、私が産まれるとき、
女だってわかったとき、パチンコに行ったそうです。
期待に応えたくて、男の子っぽい服装や
見た目をしていた時期もありました。
女の子たちのグループになじめず、男友達とばかり遊んだり、
声もそんなに高くないので、小学校の頃はよく男の子に間違われたりして。
嫌だったなぁ、あれ。笑

祖母は、無口だった私に対して、
「この子はなにを考えているかわからないから怖い」って
近寄ろうとも、話しかけようともしませんでした。
買い物に行くときは、姉だけに声をかけて、
「(私に)見つからないようにこっそりいらっしゃい」って。
叔母も、「私の部屋は狭いから」って姉だけを部屋に入れて、
「あなたは来ないで」って、私は部屋の入り口で追い返されたり。
母と一緒にいたいと思っても、
「あなたは父と手をつないでて」って手を離されたり。
習い事のピアノも、習字も、どれだけ頑張っても
やっぱり年上の姉のほうがよくできて。
「お姉ちゃんはすごいね、あんたも頑張りなさいね」って。

もちろん大切にしてくれたんだろうな、とも思うんですが
やっぱりこういうことって忘れられないですよね。

転勤族で引っ越しも多くて、移るたびに友達とも別れて
方言が伝わらなくて仲間外れにされて
ひとりで遊んでたり、いじめられないよう優等生になったり。
男子にからかわれても、言い返せるようになったり。

どれだけ勉強を頑張っても、90点を取ろうとも、
テストで1桁の順位をとろうとも、
「お姉ちゃんもできてたから、すごいのかわからない」って
ろくに褒められた記憶もないです。(笑)
頑張ってたんだけどなぁ。

委員会活動とか、部活とか、打ち込めるものを頑張ってても
「早く帰ってきなさい」とか
「そんなのやって何になるの」とか
基本否定しかされなかったなぁ。

知り合いに、とてもふわふわしてかわいらしい人がいるんですが、
自分と違うからかどうしても比べてしまって。
「きっとこんな風じゃなかったんだろうなぁ」って。
「きっと愛されて、大切にされて育ったんだろうなぁ」って。

どうして私はこんななんだろう。
私もちゃんとそのままで、認めてもらいたかったな。
私が頑張ったことで認められたことって何があったんだろう。
結構いろいろ、頑張ってたと思うんだけどなぁ…。
どうすれば良かったのかなぁ。

今からまだ間に合うのであれば、
こんな私でも、「かわいく」なんてない私でも、
そのままでいいよって
大丈夫なんだよって
生きてていいんだよって
ちゃんと価値があるんだよって
思えるようになりたいな。

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