『生きのびるための事務』読了――根拠のない自信がうらやましい
先日、『生きのびるための事務』についてnoteに書いた。
この本を読んでいると、自分にも何かできそうだと思えてくるから不思議。根拠なき自信が湧いてくるような。坂口恭平さんと私には、何も共通点がないのに。
坂口さんは大胆なようで、緻密に計算して行動してきた方。自分の持っているコマを最大限に活用し、ツテも活かす。詳細は不明だが、細い頼りないようなつながりに見えても、チャンスにはどん欲に飛び込んでみる。
彼には、ちゃんと根拠がある。絵を描き、書くことをやめず、音楽もやる。全て継続が重要。他人の評価はわからないのだから、あてにしない。継続こそが「才能」だと。
坂口さんは、イマジナリーフレンドのような「ジム」の言うことを大切に自分の信念に向かって突き進み、10年かけて夢をかなえたそう。頭の中だけで妄想するのではなく、夢のかなえ方を示してくれる本だ。
これをもっと若いときに読みたかった。若い人にこそ読んでもらいたい。
不安に押しつぶされそうなときも、自分の中の「ジム」が、「どうせ最後は上手くいく!」とはげましてくれる。
人生後半戦、なしとげたいことってなんだろう。なしとげる時間があるか。
そんなこと考えてるヒマがあったら、本心でやりたいことを継続すればよいと、私のジムは言ってくれるかな。
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