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認知症の母 最後の砦だったコミュニケーション能力が壊れはじめる

 認知症の母が新しい記憶の保持ができなくなって、1年半ほど経ちました。最近は、既にカレンダーに予定が入っている日に新たな用事を書き入れる、猛暑でも厚着で出かけようとする等が頻発、“覚えられない”に“考えられない”が追加されました。
 先日、母の記憶にかすかでも残るうちに、と遠方で暮らす叔父夫婦に母に会いに来てもらいましたが、昔話の会話に反応することはほとんど無く、突然会話とは関係無いネタを話しはじめ、そのネタに周囲が反応しても、それに興味を示さず言いっぱなしで終わる、という場面が何度かありました。以前は昔話だと周囲と話が弾んでいましたが、昔の記憶も引き出すのが難しくなってきたようです。
 母のコミュニケーション能力が壊れてきている…、私も家族も感じました。認知症の進行で母がこれからどんな風になってしまうのか、想像がつきません。

 一人暮らしが困難になる日が近づいてきていると感じ、特養(特別養護老人ホーム)の見学をはじめました。3年前にグループホームを見学した時と、母にとって私が大事と思うことは変化し、看取りについても考えることになりました。
 特養を見学して感じたこと、相談員にアドバイスされたこと等については、次回にでも書きたいと思います。

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