【ケース会議と事例検討会の違い】これからケース会議を主催する人へ①
お会いできて光栄です
けんです
障害のある人が通う、生活介護事業所で働いています
ある日携帯を忘れて出勤してしまい
翌日、携帯をカバンに入れて準備していたのに
そのカバンを忘れて出勤したことがある
「やらかし系生活支援主任」です
今日は、これからケース会議を主催する人に向けて、実際にケース会議を主催した経験をもとに
・こんな準備をしておくと会議が円滑に進む
・会議をするうえで、最低限ここだけは抑えておきたい
といった内容を大体3回に分けて書いていこうと思います
第1回目は【ケース会議と事例検討会の違い】と題して、それぞれの同じところや違うところ、会議の目的や方向性などについて書いていきたいと思います
障害のある人が通う施設の職員を対象としたケース会議を想定しているため、看護や教育の現場とは少し違うかもしれませんが、少しでもお役に立てれば嬉しいです
1、ケース会議と事例検討会を比べてみる
当事者さんの実際のケースをピックアップするという点は、
ケース会議も事例検討会も同じだと思います
違うところ①
ケース会議 ⇒ 今困っていることを解決するために参加する
事例検討会 ⇒ 自分自身のスキルアップのために参加する
違うところ②
ケース会議 ⇒ そのケースに関わっている(今後関わることになる)人が中心になるので、少人数になる
事例検討会 ⇒ そのケースに関わらない人も参加するので大人数になる
経験上、この2点が違うところかなと感じています
ケース会議を主催する、という事であれば
ピックアップされたケースについて
「困っていることを解決する」ために
「そのケースに関わっている(今後関わる)人」
を選出する、と考えて良いと思います
2、会議には2つのタイプがある
①情報を共有するタイプ
あらかじめ支援の内容が決まっている場合や
具体的に協力してほしい内容が決まっている場合など
一定の方向性が決まっている場合はこちらのタイプになります
比較的短時間で意見がまとまる反面、
新しいアイデアなどが反映されにくくなります
②問題について意見を出し合うタイプ
支援方法が決まらない場合や
そのケースについて意見を集めたい時など
方向性を決めるところから始めたい場合はこちらのタイプになります
自分では思いつかなかった良いアイデアが出る可能性がある反面、
収拾がつかなくなったり、意見が出ないと空気が重くなってしまうことがあります
3、会議のタイプがケース会議の「目的」になる
会議、というからには
「何のための会議なのか」
という目的を明らかにしておく必要があります
実は、2で書いた会議のタイプがそのまま会議の目的になります
情報を共有するタイプの場合
「〇〇さんの支援方法について全体で情報を共有する」
「××について担当者を決める」
問題について意見を出し合うタイプの場合
「〇〇さんのケースについて効果的な支援方法を考える」
「××について意見を出し合う」
これからケース会議を主催する立場で、
事前に資料を作成する場合に抑えておきたいポイントの1つです
第2回目は、事前の資料(レジュメ)の作るためのアイデアなどを書いてみようと思います
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで
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