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共働きでも家事をしない夫の家庭内降格と、それでも平和でいられるワケ
随分と前に書いたこちらの記事は、今でもたまにスキがつく。夫の家庭内進出を切実に求める内容だ。
夫は、その後、「家庭内で、昇進」したのだろうか?🟰持ち場を任されて家事や育児をリードする立場になったのだろうか?
結論から言うと、降格してしまったのである。
常に責任の発生する平社員ではあるが肩書きのない「係」から、やりたいときだけ働くパートタイムになり、さらに、パートタイムさえ放棄してフリーターに!
その経緯はこうである。
私のやることが増えて少し分担して欲しかったのだが、「寝たいときは寝たい」というより「寝てしまう」(夫はロングスリーパー)、疲れていて何もできない(老化?!)などの出来事で私が結局巻き取ることが増えていった。
夫は、やれることをやれるときにがんばっているし、やることのバリエーションも増えているのだが、「やれるときにやれることを」みたいな形で、「責任」という観点からフリーになったのである。
それで開き直り、堂々とフリーターに。
夜子どもの前に寝てしまったり、朝一番遅く起きてきたり、まるで子どもである。
そこで、私は、夫を大人部門から「子ども部門」へ異動してもらい、「子ども部門」のリーダーを目指してもらうことにした。
すると意外な展開に!
なんと、下の子が張り切り出したのである。
「パパ、にぃにに目薬して」
「ママ、電気消したよ」
「パパ、起きて」
など、私が普段やっていることや話していることを代わりにやってくれるので孤軍奮闘だった私の機嫌もアップ!
まだ自分ではできないことも「ママ、がんばれ!」と応援してくれる。うぅ、ママがんばる!
さらに、上の子も、下の子をいじらしく思うのか、協力体制を築いている。
まさかの展開の子ども部門のリーダー争いの行方を楽しみに見守っている。
以前、何もしない父親を見て何もしない息子たちが大人になると結婚できなくなるのでは?!と記事を書いた。
でも、ひょっとしたら、この度の夫の降格により息子たちが私の側に取り込まれ(言い方悪いけど)、結婚できる男になっていく希望すら見えてきた。それなら悲観しなくて良いかもしれない!
そして、私はもう一つ思うこともある。ズルい大人、したたかな大人、怠惰な大人。そんな人も世間にはいると知っていてもいいということだ。
夫婦で生計を立てているのに家事育児が女性に偏っているのは言ってみれば女性だけがトラックの外周をいつもいつも周回して男性は常に内側を周回しているようなものである。それは、資本主義社会だと、資産のある人がよりお金を生み出し、ない人がより少なく得る構造と似ているとも思う。他にも、職場における「下っ端社員を搾取する、働かない高給取り」などの現象もそうだろう。
「間違っている」と言っても、現実は変え難い(夫婦関係は、うまく相手を選んだり、選択肢を多く得れば解決できる部分は大きいが)。
そんな現実を知っていることは、悪くないと思う。理想だけをみて育ち現実に打ちのめされる、というのも気の毒だ。
大人の世界もいろいろんなやつがいて、力を合わせてやっている。
それを知ってもらうことにしよう。
ということで、夫は「係」から降格してフリーになり、子ども部門へ配属されることになったけど、それでも別によかった、というのが最新の状態であることをみなさんに報告する。
夫の名誉のために記しておくと、私が出来ないことは全て夫担当です🤣