子育ての醍醐味。息子との、「どっちが好きか競争」になかなか勝てない。
子育てについて全く自信がない。
いつもこれでいいのか?と自問している。
2人目の子育てを経験して慣れた部分もあるけれど、責任の重さがわかってきたのか、不安や怖い気持ちはより強く感じる。
それでも、子育てはやっぱり楽しいし幸せを感じることが多くある。
その一つの象徴が、最近長男とやっているどっちが好きか競争。
どなたか同じ遊びをしている方、勝ち方を教えてください。
どっちが好きか競争は、私と息子が勝手に作った遊びで、どれだけ好きかを競うシンプルな遊びだ。「どんなにきみが好きだかあててごらん」という絵本を読んでいるうちに生まれた。
本の中では、うさぎさんが、好きな気持ちの大きさを長さや距離で表現して、どんどん大きくなっていく。
私は言う。「ママは100くらい好きだよ」
息子は言う。「ぼくは、1000好きだよ」
これでは私が負けてしまうので数を増やす。
「ママはね、99999999好きだよ」
息子は大きな数も覚えてきている。
「じゃあ、僕は1億好きだよ」
次は一兆、一京という具合に大きくなり、無限大で終わらせようとしてしまう。
少し視点を変えて攻める。
「ママの方がもっと好きだよ、だって、〇〇くんが生まれる前に、お腹にいる時からずっと好きなんだよ」
これなら勝てるまい。
「でも、僕は、ママがお腹にいるときから好きなんだよ」
んん?私は不思議に思い聞く。
「ママがお腹にいるときには〇〇くんはまだいないでしょ」と言うと、息子の答えは。
「でもずっと好きだったんだもん」
「あのね、宇宙ができたときから好き」
…。
そんな告白、産まれてこの方、されたことがない。
もう、勝てません。
負けでいいです。
そもそも、論理的かどうか以前に、好きな気持ちで張り合ってくるなんて、息子よ、きみはどうしてそんなに可愛らしいのかい。それにどちらが好きかなんて、きみはママに敵わないのだよ、それでも果敢に挑むガッツが素晴らしい。
しかし、なかなかどうして、息子に勝てない。
いつか愛する人ができて、家族ができたら、存分にその愛を注いでほしい。
きっとその頃には、ママとどんなにきみを好きか競争をしたことなど忘れているだろうけど。
きみが産まれてきた子どもと、どっちが好きか競争をする日がくるなら、それまでに最強の勝ち方を研究して、こっそり教えてあげてよう。
❤️🍫
バレンタインに毎年ケーキを焼く。
今年はチョコチーズケーキを焼いた。
昨年はガトーショコラ。
でも息子は、バレンタインのチョコはトッポでいいらしい。
釣れない。
あれ?
どっちが好きか競争に、簡単に勝ててしまう日も近いのかもしれない。
それでもやっぱり、ママはずっときみが好きなんだ。