子どもに教えられたこと。心を動かす言葉の力と日々のごはんのこと。
明日は勤労感謝の日。
小1の息子は、学校で「働く人に感謝の手紙を書く」ということをしている。
先日、私も手紙をもらった。
スーパーマリオの誘いに乗ってくれてありがとう、と書いてあった。
パパにはないの?と聞いてみたら、考え中とのこと。
手紙をもらえて嬉しかった。
さらに、昨日、息子に表彰状をもらった。
夫と結婚して来年で10年だが、夫からお料理を作って表彰されたことはおろか、感謝の言葉すらもらったことはない。
できて当たり前。
まずい料理や好みでない料理を作ったら、苦情が入る。
ただでも苦手な料理と付き合う毎日。
つらいときがあってもそう逃げられない。
そんな毎日をこの息子の表彰状が塗り替えてくれた。
雨にも負けず
風にも負けず
冬にも夏の暑さにも負けず
夫の偏食と苦情に負けず
ごはんを作ってきてよかった!!!
この表彰状を胸に抱いて、私はこれからも家族の健康のためにご飯を作ろうと思う。
自分がしてきたことが急に誇らしく思えた。
ごはんなんて、食べたら終わり、うんちになったおしまい。なのに、毎日、毎食、とても大変だ。
けれど、体を作り、笑顔を作り、安心を作り、健康を作り、家族の絆を作るのもまた事実。
それは表彰に値する!
私は、もう今後、キッチンに立つ自分を可哀想だなんて思わない。
息子の表彰状のおかげで、私は思った。
こんなにすごいことをしている私はすごい。
それでいいや。
それに、息子に認めてもらえて嬉しい。
もし、今後私は大したことをしてないと思うことがあれば、思い出そう。
毎日毎日、料理を作り子どもを育て、私たちはすごいことをしているんだよ、と。
そして、教えてくれた息子に感謝したい。
ほんの少しの言葉でさえ、人を変える力を持っていること。
年齢や性別や持ってるお金に関係なく、誰にだって、誰かの心を動かす力があるってこと。
不器用で泣き虫な息子よ。
これからも私はずっとあなたと出会えたことを感謝し続けるでしょう。