子どもの成長記録。子どもの成長は早い!!でも、その分失敗もいっぱいしてる。じゃあ、大人は?
最近、子どもの成長について考えることが多いけど、同時に大人の成長についても考えさせられる日々だ。
小学生の息子のズボンのポッケの中を見るとティッシュが丸ごと濡れていた。
ぎゃ、なんだこれ。
丸ごと捨てて、新しいティッシュに入れ替えた。
子ども用の小さめのティッシュは割高だからもったいないなあ、くらいにしか考えてなかった。別の日、またティッシュが全損。
「ティッシュで何拭いたん?」
ライトなタッチで聞いてみた。
「給食のときこぼしたスープを拭いたの」
なるほど。
ティッシュで自分のこぼしたスープを拭いたんだな。
しかし、一年生とはいえ、スープこぼすとかあるんだなあ。
複雑な気持ちになる。
恥ずかしかったかな?
スープが飲めなくなって悲しかったかな?
ティッシュ、捨ててくればいいのに、隠したかったのかな?プライド?
うちでも、こぼすことがないわけではないが、何かに気を取られて至極散漫なときだ。
小学校では少しは集中してよそゆき顔で食べていると思いきや、案外、ありのままの姿でやっているのかもしれない。
保育園ではこぼしても先生が台拭きでササっと拭いてくれていのだろう。
小学校に入るとやはり一段階レベルアップするなと思う。
別の日、足首にこれまた大胆な青タンを見つけた。靴下を履いているからすぐには気づかなかった。聞くと階段でつまずいてこけたらしい。
うーん、不注意か、体が小さくて貧弱だからか。
こうした出来事を見たり知ったりすると、小学校でどんな風に過ごしているのかなんとなく心配になり、あれこれ想像してしまう。楽しかったり、そうでもなかったり、いろんなことがあるだろう。
朝学校に行く時は、軽い足取りで歩いて行くので行きたくないとまでは思っていないかもしれないけれど、夜ベッドに入るとスッと寝てしまうし、疲れているんだと思う。
新しく習い事や塾でもどうかなと水を向けてみても「今は考えられない」との返事だった。子どももやっぱり、新しい環境は負担がかかるのだろう。
でもその分、成長は著しい。
お友達の名前を覚えて、新しい図工の道具を使い、体育では新しい競技や種目に励む。
毎日毎日、インプットとアウトプットで、心身ともに筋肉痛を繰り返している。
いいなー、と思う反面、もう一度子ども時代に戻れと言われてもちょっと遠慮したい。
大変だからだ。
主にできることをやれる大人は快適だ。
子どもは毎日、できないことに挑んでいる。
でも、私だってまだ40年ほど生きる可能性もある。
ならば大人は成長しなくて良いわけではないのだろう。
成長ってどうするんだっけ?
思い返すのは濡れたティッシュの塊だ。
失敗しないなら成長もしないはずだ。
妙に疲労を感じた6月終わり。
思えばこの3か月はただでもスマートでない私は壁にぶつかってばかりで失敗続きだった。
なかなかハイパーな小1の壁に3月末の上司の退職が重なり、新しいことがどんどん雪崩れ込んでそれはもう目まぐるしい日々だった。
失敗ばかりでハラハラするし情けないしで大変だったけど、もしかして、私は人生で貴重な中年の成長期?!にいるのかもしれない。
なんだ。
それならいっか。
失敗なくして成長なし。
この言葉で、子どもを励まし、そして自分も励まされる。
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