休みたい主婦の休日のごはん
なかなかどうして、土日祝のごはん作りは楽になることはない。
と、ずっと思っている。
「ラクウマごはん」とか「ずぼらごはん」とか魅力的なレシピや、便利家電を駆使した手を抜きたい人のためのレシピが世の中にあることは知ってはいる。
ただ、なんというか、美味しさと手軽さのバランスを永遠に追求するループの中にいる限り「食材を加工して料理を複数完成させる」というタスクがなくなることもなければ、タスク自体が変わるわけではない。
タスクの煩雑さが減っても、タスク自体が減らないとね。。
では作らなければ良いかというと…
外食は栄養が気になったり子どもたちが好むものが必ずしもなかったり、子どもたちに気を配る煩わしさがあるし…
出前やウーバーイーツの類もまた、好きなところは頻度が詰まると食べ飽きたり、突然子どもがお腹が空くとソリューションにならない。
そして、ここ最近のあるあるは「天候不良で外に出にくい」。買いに行くのも食べに行くのもびみょう。栄養面でもやはりおうちの普通のご飯は落ち着くのである。
つまるところ、休みの日のご飯作りの悩みは「お家でラクにご飯ができないかなあ」に行き着くように思う。
大問題は、私も休みたい、これである。
我が家は幸いなことに金曜日に家事代行さんが作り置きを作ってくれるので助かっている。ただ、全ての食事をまかなえない。あと、おかずがあってもなんだかんだで米を炊き味噌汁を作りよそい、あたため、出す手間は食事の数分かかる。
(ここまでくると、もはや、なぜ主婦になったのか問いたいくらいだが)
パパの活用(略してパパ活?!)は期待するとこじれるので「私」が、精神的肉体的にラクする方法はないのか!?
最近活路を見出した。
2020年春コロナ勃発の頃、家族全員で家に篭らなければならなかったその頃、ママ友と毎日励まし合った。その時にママ友から教わった秘技「食堂形式」を再起動だ!
食堂形式はとてもシンプル。
ご飯を2食分炊いて、味噌汁を2食分作って、2食にまたがって食べるだけ。さらに、ご飯はおにぎりにしてしまうと子どもたちの食べが良くなることが判明している。
(息子曰く、ご飯は冷凍しない方が好きらしい)
ご飯と味噌汁さえあればあとは、もうなんでもいい。
夫に惣菜を買ってきてもらうもよし、それこそ魚や肉をただただ焼いたり簡単に済ますもよし。
冷凍庫の副菜(焼き鳥とか、水餃子とか、ポテトとか…)もあればよし…機械的にあるものを出すだけ。
おかずを簡単にするポイントはラクだけど食べてくれるものを把握するだけ…
この、ご飯と味噌汁を多めに作り一回でもタスクを減らすことがここまで心の余裕を生み出すとは!
コロナ禍にママ友が編み出したこの技に4年の時を経て感謝することになるとは思わなかった。
なお、私の母はカレーや煮物やおでんをたっぷり作って数日に分ける技を得意としていたが、我が家の子たちはお料理の持ち越しが好きではないのが悩ましいというか、気に食わないところではある。
そのうち、質より量の時代が訪れてくれることを願う。
まあ、そうなるとただのご飯と味噌汁の作りだめの「食堂形式」も破綻するかもしれないからまたそのとき、ラクする方法を考えたい。
考えるのだけは好き。