子どもの成長記録。息子の「オレ」呼びとお風呂問題と子離れ。
珍しく、小2息子が下校に時間をかけて帰ってきた。
いつもの倍くらいかかったので、何があったか聞くと、何人かの友達の名前をあげて「一緒に帰ってきた」と言う。
ほう?!
この息子、友達付き合いがさかんなヤツではない。
学童や塾や習い事のお友達とは喋ったり行動を共にするが、特に家の行き来もないし、約束して公園で遊ぶとかもない(毎日、学童や習い事など予定が決まっている現代では普通かな?)。
学校では行動が遅いとか指示について来られないとか、課題の多い子だから息子と進んで仲良くなってくれる子がいるかな…?と心配し過ぎず、しかし、人の輪に入るのが苦手な私自身を責める気持ちで気にかけていた。
それが、友達と過ごす時間が増えてきたのかあ…。
そう言えば、最近、うっすらと変化を感じる。
なんと言うか、自信を感じる。
先生から時間に間に合うことが増えてきたとも聞いているし、本人からも友達とがんばって係をやった話を聞く。以前は、学校生活のことはあまり話さず、謎のベールに包まれていた部分も多かった。
そして最近、彼には顕著な変化が。
その正体を突き止めた。
自分のことを「オレ」と言うことが増えたのである。
どうした?と聞くと「オレ」のほうがかっこいいから、とのこと。
どうやら、お友達の影響もあるようだ。
個人的には、一人称オレの男性より「ぼく」のほうが好み!だけど、小学校低学年のこうした「背伸び」は可愛い。そのうち私のことをママとも呼ばなくなるだろう。
さて、息子の成長に伴い最近もやっとしているのがお風呂問題。
普段は、夫がふたりの息子たちをお風呂に入れてくれてとてもありがたいのだが、たまに、見たいテレビ(多くは将棋の生中継)があるとか、宿題が終わらずやってるとかで後で私と2人で入るパターンがある。
東京都では、公衆の浴場では7歳からは女の子は女風呂、男の子は男風呂に入ってね、というルールだそうだ。日本全国、7歳だったり10歳だったり、ばらつきがあるそう。
息子も小学校2年で今年8歳になるので、そろそろ「お風呂は、男女別に」と意識をさせた方がよいのだろうか?
であるなら、もう1人で体を洗ったり拭いたりシャワーを出したり止めたり、一連の動作をひとりで出来るようにさせないといけないのだろう。夫が不在の日もあるため。
思えば、私も、弟や父とお風呂に入らなくなった日というのがあるはずだ。
ただ、7歳ほど早くはなく、小学校中学年くらいだった気がする。
小学校中学年と言えば、私はすでに反抗期に足を踏み入れていた。
そこから「私は私」という意識は強くなる一方で、今に至るまで脈々と続く私の道を歩み始めていた。小学校低学年の私の絵や文章作品を捨てられない親を見て、「親の中にある子どもの頃の自分」と「今ここにいる私」がバッサリと分離した感覚を覚えている。
きっと、息子にも「自分の人生」のドアを開く時が訪れているのだと思う。
いや、もう、ドアノブに手をかけているかもしれないし、ひょっとひたらドアを開けてキョロキョロしているところかもしれない。
それでいいんだよと誇らしく思いつつ、かつて見た、私の絵や文章作品が捨てられない父母のようなさみしげな気持ちにも襲われている。
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