継続日記
今日も書いている。これまでの自分からしたら驚くこと。だって、わたしは継続がもっとも苦手だった。
勢いがつけばガーっとやるけれど、それが終わればポイっと投げ捨てる。もう見ない。そうやってきたから、上がり下がりが激しいし、それに呑まれてしまうことがある。定期的に成果を求められる作業が苦手で、躓いた。
でも今はできている。ほんとうに、細々とだけど。特に成果になっているわけでもない。ただ、自分が少しずつ変わってきている気がする。毎日、自分のなかで何かがうごめいていて、それが書くことを通して少しずつ形を変えようとしている。わたしのなかに久しぶりに動きがある。
書くことは、自分のなかに深く手を入れて、自分の感覚や記憶、無意識に振り分けられてそうなことを探る行為だと思う。まさに今それを思う。書こうとする時、それがいったい何だったのかを自分は思い出そうとしている。内側に向かっている。これまで内側に向かうのはよくないことだと感じていた。そう感じる経験があった。
でも、よくよく考えてみたら、それはちょっと質が違うかもしれない。これは、自分を探そうとする行為。鬱になった時は、あまり記憶がないけど、まず自分との向き合いかたも分からなかったしそういうエネルギーすらなかった。うん、そうだ。この行為にはエネルギーがいる。正直これ自体がいいことなのかわからない。自分のことばかり考えている究極形態だし。でもこれ自体が面白い。だってこんなに自分のなかに書きたいことが眠っているなんて思いもしなかったから。
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