#俳句幼稚園

鎖骨浮く母の孤独に冬菫

母という柚子投げ捨てて川渡る

光なき瞳は春の野に遊ぶ

死を待つだけの病室でもう言葉を交わす事もなくなった。ありがとう、よく頑張ったねと心で叫んでも、母がいなくなることを受け入れられず、ただ見詰めるばかりでいる。

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