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小雨時々降る

季節が少しずつ進み、秋の深まりを感じます。風は涼しさを増し、時折小雨がパラつくこともありますね。

二十四節気「霜降」(そうこう)
七十二候「霎時施」(こさめときどきふる)

日本の気候に合わせて変化を遂げた七十二候は、まさに風土の表情をあるがままに表していて面白いなと感じます。

年々気温が上昇しその表情も符合しづらくなくなるかもしれませんが、それを避けるためにも、私たち自身がゴミの削減や環境に配慮した循環型の製品を選ぶなど、できることから取り組む必要がありますね。

話は少し逸れましたが、秋の雨はしとしと、とても静かで奥ゆかしい印象を与えます。一方夏の雨はザーザーと存在感たっぷりで豪快に降りますね。

以前気になって調べたところ、雨の降り方や葉に当たる雨音の違いだということが分かりました。

夏は新緑の季節を経て夕立が勢いよく降ります。葉数の多い夏は雨を受けて轟音を響かせるので、話し声が聞こえなくなることもしばしば。

他方、秋になると落葉し葉数が減り静かな雨が降るため、必然的に音も優しくなるとのこと。陰が極みに向かう季節、というのも関わりがありそうですね。

このように季節によって雨の表情が変化することに、何とも趣があるなと感じます。

晩秋の今頃は、気温の低下や雨による湿度の変化で不調を感じる方も多いようです。霎時施(こさめときどきふる)季節だからなのね~、と傍目から楽観することも大切かなと思います。

天気は変わるもの、季節は巡るもの、日々少しずつ変化していくもの、そんな風に自然を捉えてみると心や体が安心し安定していくのではないでしょうか。

自然の中で生きる私たちも自然の一部、できることからご自身の養生を心がけ、健やかに過ごしていただきたいと思います。


【ツボのご紹介】秋の土用 胃腸が重たく感じる方へ
中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへその中間にあり、胃を元気にしてくれます。
指でじんわり優しく押してみてくださいね。


本日もお読み頂きありがとうございます。
どうぞ良い一日をお過しください。


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