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凪紗たち坂道高校バドミントン部は、エース凪紗の活躍もあり、団体戦二回戦を接戦の末、見事…
全国大会を明後日に控えた最後の練習日。 「凪紗先輩、どうぞ」 「ん、ありがと~!」 …
私は、その試合を生涯忘れることがないだろう。 中学三年生の夏休み。 たまたま姉の…
〇〇がいると陽子に教えられて私は日向モールへと来ていた。 「……懐かしいなぁ」 離れ…
「解決策はないのだよ」 と池田さんが言った。 「ただ、これといって害もないのだがね」 …
「うん。私は井上和、いちよ同好会の会長をしているわ。よろしくね」 そう名乗った彼女に私…
最近変な夢を見る。 羊が出てくる変な夢。 眠れない空色、重なる雲ふわふわと私のようで。 微睡みの中で書き留めた言葉、心の奥底に隠した思いを。 羊が語る、ふわふわと彷徨う私に。 『果歩のクラスにさ、○○くんっているじゃん。カッコイイよね』 『私さ……好きになっちゃったみたい』 『やっぱり私じゃ振り向かせることが出来なかった』 『ごめんね』 これは親友の陽子の言葉だ。 (ごめん) (果歩には絶対にこんな事言えないけど) (果歩
『付き合って』 授業中。 隣の席の藤嶌に、そう書かれた切れ端を見せられた。 よく分…
『……覚悟しな……大妖怪ユウキの力を見せてやる』 「ちょっと待ってくれないか」 「て…
「僕だ……ああ、今はまだ大丈夫……だが奴らはすぐそこまで来ている……ウッ! ほら、右腕が…