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アートの根源  過去日記 2016 冬から春


ネコの日

猫の話を読む
小林かつ代さんのを電車の中で読んでいたら 泣きそうになった
そんな小林カツ代さんも 今は亡き人だ

沢山夢を見た
傘を買う夢や 色々

今彼が

「ずっと二人で生きていけたらいいね」
と、言った

うるうるしそうになったが

「破滅することなく」と、付け加えるから 笑いそうになった

日曜日の電車は いつもは割と混んでいるが
今日は人数が少なく 西陽が差し込んでいる

紀伊國屋へ着き
彼は ジュノディアスを買うのかと思ったら
買わなかった

杏ちゃんの文庫があったので 春樹の解説を読んだ

春樹のパソコン周りの画像を見たが
なかなか 素敵だった

65歳でこんな人もいるというのは
明るい気持ちをもたらす

じゅんはブックオフで 官能と少女を見つけた
今井キラさんの表紙が良くて 気になっていたのだ

早朝 少し阿修羅の如くを観た
八千草薫さんて、永遠の憧れだ
あんな風に 歳を重ねられたら なんて 美しいだろう
全身から 優しさがあふれていて 陽だまりのよう


深キョンの魅力は 洗練されきれない どもった話し方と
身体の丸みだと思う


翌日

今日はおじいちゃんの命日

ランドリーで甲斐みのりの
つまさきだちの日々を読む

銀色夏生のかなしいことりの事が書いてあって
純も好きなのだけど
好きというだけで
その詞には 触れていなかった

意図的にかもしれないが
ここは ちゃんと紹介して欲しかった

かなしいことりは その詞が持つ意味が大きいのに

「わたしも恋におちたのよ 今ではあなたを好きだけど
彼とは 別れられない」


最近では こういう歌は あまり見ない
銀色さんは 色々バッシングも多いけど
やはり 幾つかの詞はすごい

作詞家としても 充分 ヒットメーカーで
あれたような、、、、、



山田拳士という人が

「全てのものは ポエジーだ」と、よく言っていたそうだが、
純は それをどう捉え どう自分自身が 自分のものにするか
だと、思う


いうなれば、
風も海も花も詩で それを感じたものは
それを どう表現するか?だ

それが アートの根源だ

もちろん、ただ それが あるだけで
この世界は美しさに満ちている

それらと対話した時に 芸術というものが
産声をあげる


人は自然に かなわない

美しいと言葉にした時には
もう、瞬間の美しさからは 離れてしまう

それは生きていく鼓動 そのもので
人間は 尊厳なる自然には たちうちできない


だが、それでも 人は
なんとか それを形にしようともがく


すべての五感を通し
それを 伝えたがる


それが、芸術の根源となる


そういう事(表現)から
離れてしまっても きっと  生きてはいける
自分には 関心ないと 生きてる人だって
おそらく沢山いる


でも、じゅんは 多分
生きてる限り やってしまうな

単純に楽しいし 好きだから


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