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あっ。

家族みんな動物が好き。
今はマンションなので飼えない。
「ゴールデンレトリバーをさ…」
「あー、メインクーンをさ…」
「フクロモモンガのオスとメスだとさ…」
「ズグロシロハラインコはさ…」

ペット不可マンションに住みながらも
日々夫に打診するが 却下、却下、却下。

なのでお散歩しながら
近所のきったない川に集うカメや
魚をとるのが下手なカワウ、カモを見に行く。

もう少し離れたところに行けば
もうちょびーっと綺麗なお水で暮らせるんじゃないか。
なぜ、ここに居るんだ。
とくに羽のある子達よ。と想いを馳せながら見ている。

最近夫に
「あそこにイソヒヨドリの巣があるんだよ」
「でね、オスがここで警戒しててね」
「メスはほら!あそこでいつも警戒してるんだよ!」
と教えてもらった。

どうやら夜な夜な近くで見ているらしい。
警戒対象は夫じゃないのか。
なんなら通りゆく人々にも
夫が警戒されている可能性まである。

そんな夫に連れられ
夜、イソヒヨドリを見に行った。

すると、どうでしょう。
可愛くてかわいくて完全に不審者2号爆誕。
オスはわたしたちが離れてからも
夜通し鳴いていた。

翌日、仕事から帰ると…

私の目の前に、フワフワの産毛が残る

飛ぶのが下手な鳥さんがいた。

この子

全然警戒心がなく
めちゃくちゃ近くで撮影できるラッキータイム。
わー。感激! 

おそらく夫が不審者として
見守り続けた、あのイソヒヨドリ夫妻の子供。
なんとも感動的。

そして、ふと上を見た。

ヒナのおかあさん

あ!!!


母イソヒヨドリがすぐそばで
わたしを警戒していた。
誰よりも夫よりもわたしが1番危ないヤツと
認識された瞬間だった。

母ヒヨドリへ。

ごめんなさい。


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