精神病の正体と精神科医の犯罪18 〈最先端研究が暴く不都合な真実〉
第2章 精神科医の犯罪4 精神科の薬③
抗うつ薬
精神科の薬が「麻薬や覚せい剤と同じものだから危険だ」と主張するアンチ精神科の方に対して精神科医が「違う」と反論する根拠とするのがSSRIやSNRIです。確かにこの薬の仕組みは覚せい剤とは全く異なるものです。
うつ病の治療には以前は覚せい剤と似たものが使われていました。しかし、覚せい剤は精神病の「原因物質」ですから一時的な改善は見られても結果的には悪化してしまいます。この事実が「副作用が多い」と判断され作り出されたのがこの薬です。
再吸収?
再取込の阻害というのはちょっと難しいのですが、シナプスの先端から放出され受容体に取り込まれる情報伝達物質のうち情報伝達に使われなかったものが、周囲の細胞に吸収されてしまう(再吸収)のを阻害して伝達空間内の情報伝達物質量を増やそうとするものです。
うつ病が情報伝達物質の不足によって起きるという考え方に基づけば正しい考え方のようにも思えますが情報伝達物質が増えればダウンレギュレーションが起きてしまいますから真性のうつ病は悪化してしまう事になりますよね。
この機序がおかしいという声が多くの専門家から挙がっていました。この機序が正しければ効果はすぐに出るはずなのですが、多くの事例で投薬を始めてから効果が出るまで数週間のタイムラグがあるからです。
「製薬会社が発表している機序がおかしい」ということが信じられるでしょうか?精神科の薬はこの程度のレベルで使われているというお粗末な証拠でもあります。
私はこの薬の機序が全く異なることを10年以上前に指摘しています。
再吸収は不要なものが処分されているのではなく情報伝達物質の供給量を制御するセンサーの役割を果たしています。つまりダウンレギュレーション、アップレギュレーションの判断が再吸収される物質の量でコントロールされるということです。この自動制御システムに数週間のタイムラグがあることは説明しました。再吸収を阻害すると「情報伝達物質が足りない」という信号が発せられ供給量を増やすよう指示が出されます。このアップレギュレーションによってセロトニンなどの供給量が増えることで症状が緩和されていくのです。
この事実は2023年になってコペンハーゲン大学のギッテ・クヌドセンによってようやく確かめられましたが理論上は私の方が先です。
覚せい剤は興奮性の物質を外部から供給し、この薬は自分で供給するようにするという違いがあるわけです。良くなるように思えますよね。ただし「セロトニンやノルアドレナリンの供給量が減っていることがうつ病の原因」ならという条件が付きます。
これらの物質が減っているのが事実だとしてもそれは「結果」に過ぎないのではないかという専門家もいます。原因を取り除く事なく結果だけ修正しても意味がないというわけです。とても正論です。
うつ病は勝手に治る
日本ではうつ病と診断される方の9割程度は統合失調症の誤診だと私は考えています。真性のうつ病の方にはそれなりの効果は期待できますが情報伝達物質の供給はとても複雑なリレーシステムと絶妙なバランスの上に成り立っています。一つの情報伝達物質の供給量を増やしても他のつじつまが合わなくなる可能性がありますし、供給量が増えて安定したら薬を減らして通常の状態に戻さなくてはなりません。それを患者の状態に合わせ見極めていく神業をこなせる精神科医がいるとは思えません。ただ漫然と出し続けた方が利益が出ますし。
というよりも・・・よく考えてみましょう。本当にセロトニンやノルアドレナリンが足りないのなら薬でアップレギュレーションが起きる人は何もしなくても同じことが起きるのです。
真性のうつ病は原因のストレスさえ取り除き静養すれば数週間~数ヶ月で勝手に最適な状態に戻るのです。
製薬会社の機序にしても、明らかになった本当の機序にしても真性のうつ病には何の役にも立たない「不要」なものです。信じて飲んでいる方には申し訳ありませんがお金の無駄であるばかりでなく余計にバランスを崩し病気から抜け出せなくなってしまいます。ましてやこの薬を長期服用するエビデンス(科学やデータでなどで裏付けられた効果の根拠)など「あり得ない」のです。
統合失調症は悪化する
問題は誤診されている統合失調症のうつ症状です。真性のうつ病と統合失調症のうつ症状を見分けることのできる精神科医はいません。この場合は「副作用」ということになるのでしょうが抗うつ薬にも抗不安薬並のGABA作用があり統合失調症を連想させる副作用が並んでいます。9割程度、つまりほとんどの人は悪化していくということになります。
正常な情報伝達を「阻害」するという効果はすべてGABA作用と関連していると考えられます。
「効かない」から18歳以下への処方を勧めない?
薬を使わない勧めはPTSDだけではありません。2014年にはSSRIやSNRIが「効かないから」という理由で「18歳以下には使用を勧めない」という注意書きを追加するよう医薬品医療機器総合機構から勧告が出されています。大人には「効く」薬が子どもに「効かない」というのはとても面白い発想です。なぜ効かないのか?という理由は「よくわかっていない」とされています。処方するなと言っているのですから「効かない」のではなく「悪化する」ということです。
※引用 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 調査報告書(現在は非公開)
うつ病は壮年期に起きる病気と言われています。その理由はシナプス構成が未成熟な子供や青少年は同じストレスで統合失調症を発症してしまうからです。青少年のうつ病は存在しないのです。青少年に抗うつ薬を飲ませるのは大量のアルコールを飲ませるのと同じですから悪化するのが当たり前です。もちろん、注意書きなどほとんどの医者は読みませんので大して意味はありませんが。
摂食障害やPTSDは統合失調症の症状ですので悪化するのが当たり前です。
産後うつ
産後うつは前述のように統合失調症と似たメカニズムで起きる症状です。しかし「うつ」と同じだと信じ込んでいる精神科医は抗うつ薬や抗不安薬を処方しています。その結果悲惨な虐待やネグレクト、我が子を殺害してしまうというような事件が多発しています。産後うつそのものの症状ではなく薬を飲んだことによる統合失調症の結果です。100%必ず悪化するのですから。
自殺、事件への関与
抗うつ薬による自殺や犯罪は膨大な数存在します。多くの事例で抗不安薬や睡眠薬が同時に処方されるのですからたまったものではありません。死ね、殺せと言っているようなものです。
厚労省も起きる可能性自体は認めています。
関連する事件の一例を挙げておきます。何度も申し上げますがもともと性格が悪かったからとか病気そのものが悪化して起きた事件はありません。すべて薬が引き起こしたことであり、本人には何の罪もありません。悪意、妄想、狂気は必ず増幅するのです。精神科医はけして関連を認めませんが。
最近起きた北九州市マクドナルド殺傷事件について医師の和田秀樹氏は抗うつ薬の副作用ではないかとコメントしています。報道ではまだ確認できませんが私もほぼ精神科の薬が原因だと思っています。和田氏はまだGABA作用についてはご存知ないようで「たまに起きる副作用」と表現していますが。
「精神科に行くと殺される」だけでなく「犯罪者、人殺しにされる」のです。冗談ではありません、くれぐれもご注意ください。
1990年 新潟監禁事件
1992年 日航機羽田沖墜落事故
1999年 全日空ハイジャック事件 米コロンバイン高校銃乱射事件
2001年 池田小児童殺傷事件
2004年 ドン・キホーテ放火事件
2005年 宇治市塾講師による女児殺害事件
2006年 長野県御代田町一家惨殺事件 川崎市男児投げ落とし事件
2007年 佐世保スポーツクラブ銃乱射事件 吹田市タクシー運転手殺害事件
2008年 戸越銀座通り魔事件 八戸市母子殺害放火事件
2012年 米コロラド州映画館銃乱射事件 葉山母親が子供二人を殺した事件 習志野市息子が両親を殺害した事件 黒子のバスケ脅迫事件
2013年 北海道三笠市精神科医殺害事件 グアム通り魔事件 米コネチカット州銃乱射事件 京都2歳の息子を石にたたきつけて殺した事件 練馬区小学生を襲った通り魔事件
2015年 フランスジャーマンウィングス航空機墜落事故 洲本市5人殺害事件 杵築市自衛官自宅放火殺害事件 和歌山小学生殺害事件
2016年 フランスニーステロ事件
2018年 フロリダ銃乱射事件
2019年 大阪 交番襲撃事件・・・
(うつ病で精神科に通院、精神科の治療を受けていた、を含む)
精神病の正体と精神科医の犯罪19に続く
*この文章は「悪魔の処方箋」を加筆、再構成したものです
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