
精神病の正体と精神科医の犯罪15 〈最先端科学が暴く不都合な真実〉
第2章 精神科医の犯罪1 精神科医療への疑問
発達障害が増えている?
東洋経済の記事によると発達障害の児童数は13年で10倍に増えているというのです。学校が問題児を排除するためなのでしょうがいくら何でも増えすぎですよね。増えているのだから遺伝ではないという医者もいるほどです。

虐待のニュースも最近頻繁に見かけるようになりました。少年による凶悪事件も増え続けていて少年法を改正すべきというという声が高まり「特定少年」という括りが生まれました。
通り魔やあやふやな動機による不可解な凶悪事件も相次いでいます。もちろん以前に全くなかったわけではありませんがここ数十年で異常に増えている気がしてなりません。
「キレる老人が増えている」という不思議なニュースも耳にします。おだやかなイメージの強い高齢者に何が起きているというのでしょうか?
学者や専門家は「社会が変わったからでは?」という発言をしています。確かに失われた30年があり、デジタル革命もありました。少子高齢化は急激に進み、ものの考え方は変わらざるを得なかったかもしれません。しかし、それで人の心が本当に変わるのでしょうか?心理学的にこじつければそう思わせることも可能でしょうが、そこにどんな科学的根拠があるのでしょうか?
もしその全てに「薬」が関係しているとしたら・・・。そんなことあるわけない?
ストレスホルモンで起きる病気をストレスホルモンで治す?
精神病の正体かわかってくると精神科医療への疑問が膨らんできます。精神病はストレスホルモンの過剰分泌によって引き起こされることは疑いようのない事実です。
精神科で治療に使われる薬は前述の通りストレスホルモンの働きを利用したものでしかありません。ストレスホルモンで起きる病気をストレスホルモンで治療する・・・この考え方がそもそもおかしいと誰も思わなかったのでしょうか。
ストレスホルモンの正体がわかってきたのは最近の話で、薬物治療は効果がありそうなものをとりあえず使ってきた、という歴史はあるのでしょうがこの素朴な疑問を唱えた方はアンチ精神科でさえ皆無でした。
アンチ精神科
精神科医療を批判しているのはもちろん私だけではありません。自殺や犯罪に精神科の薬が関係しているのではないかという疑いはずっとくすぶり続けていて多くの方が発言しています。
精神科批判は精神科医を敵視し過激な批判を繰り広げる「アンチ精神科」と医療従事者などの立場から緩やかに批判する「良心的精神科医など」に分かれます。
前者の代表が多くの著書がある有名な漢方医U氏です。精神科医療に疑問を感じ何か方法はないものかと調べて多くの患者家族がたどり着くのがこの人の本です。
本には過激ながら一見もっともなことが書いてあり、漢方という印象のよさそう言葉もあいまって「この人なら治してもらえるかもしれない」という期待を抱かせてくれます。
しかし、この人が開いていた断薬クリニックを藁にもすがる思いで全国から訪ねた沢山の患者や家族が診察室を出ると「怒りに体を震わせ、絶望に打ちひしがれて帰っていく」といういわくつきの医者です。
残念ながらこの方の主張は医学的な物言いはしているものの科学的にはつじつまの合わない「批判の為の批判」の領域を出ていないものでしかありません。ましてや人間性に問題があるのですからどんなに正しいことを言っても受け入れられません。かえって「精神科批判」の信頼性を危うくしていると私は思っています。そんなレベルですからいくら批判されても精神科医は鼻にもひっかけません。
私も幾度か電話やメールでやりとりしたことがありましたが残念な結果で終わりました。現在医者は引退し政治家を志しているそうです。
もう一人医療ジャーナリストととある「市民団体」が代表格です。この市民団体は世界的な組織を持っていて精神科批判を繰り広げています。どうも何か怪しげな雰囲気が感じられ調べてみるとアメリカを拠点とする元精神科医の教祖が立ち上げた新興宗教を母体にしていることがわかりました。宗教だから悪いとは言えないとは思いますが私は宗教が大嫌いなので関わることをやめました。

この三者(それぞれ独立しているが協力している)がこれまでの精神科批判をけん引し週刊誌やテレビなどで特集が組まれたこともありました。しかし、この方たちが怪しげな雰囲気を醸し出しているのでUFOなどと同等に不安をあおる「オカルトもの」「陰謀論」として見られる節は否めませんでした。精神科医療の間違いを明確に指し示す科学的根拠が不足していたことが大きな原因でもありますが。
麻薬や覚せい剤と同じものだから危険?
この方たちの主張の代表的なものが「薬は麻薬や覚せい剤と同じものだから危険」というものです。一般受けしやすいキャッチコピーですが似ているから危険だ!という主張は乱暴です。麻薬はそのまま鎮痛剤として使われることさえあります。なぜ麻薬や覚せい剤が危険なのかさえ科学的に解明できていないのですから説得力はありません。似ていても「違うものだ」と言われれば反論のしようがありません。
抗うつ薬は危険?
精神科の薬の中で抗うつ薬が特に危険だと言っていることも特徴です。抗うつ薬は興奮させるから覚せい剤と同じで危険だという主張ですが機序も組成も異なります。さらに現実に起きていることとは隔たりがあり、科学的根拠があるとは言えません。麻薬と同じという抗不安薬や睡眠薬に対してはトーンが落ちます。
良心的精神科医
後者の「良心的精神科医など」には多くの著名な医者などが名を連ねていて「多剤大量処方や誤診が想定外の副作用を招く」つまり、正しい使い方をすれば安全だ、という論陣を張りました。実にもっともな話で過激な批判よりは一般の方に信頼されやすいものでしたが、一貫性のない矛盾だらけで非科学的なものでしかないのはアンチ精神科と変わりありませんでした。
海外では抗うつ薬の効果に疑問を投げかける研究者もいますが納得のいく結論には至っていません。

すべては精神病がなぜ起きるのか「よくわかっていない」のに薬が出されているというおかしな仕組みに由来しています。
ごく少数ですが薬物治療に疑問を持って精神療法など「薬を使わない治療」にまじめに取り組んでおられる方もいます。
最近は精神科の薬ばかりでなく薬全般がかえって病気を作り出しているという医者や薬剤師が増え、週刊誌などでも特集が組まれていますが内容は大差ありません。

いずれの批判もどこまでが副作用なのか、どうしてそんなことが起きるのかという事に関しては明確な答えを出せていないというのが現状で、批判などどこ吹く風というように精神科医療は活況を呈しています。もちろんGABA作用、抗不安作用まで踏み込んだ方は皆無です。
副作用なのか悪化したのかわからない?
精神科で使われる主な薬は睡眠薬、抗不安薬(精神安定剤)、抗てんかん薬、抗うつ薬、抗精神病薬、中枢神経刺激薬などです。これら全てにGABA作用があり、中でも睡眠薬、抗不安薬、抗てんかん薬はGABA作用を「目的」にした薬です。面白い話になってきましたね。
薬の添付文書(基本的に医療関係者しか見られない説明書)には統合失調症を疑う副作用が並んでいることは事実です。しかし、その発症率は0.1%以下または不明とされています。つまり起きても1,000人に1人なのだから問題はないというわけです。話が違うじゃないか、と言われそうですね。
この数字にはカラクリがあります。副作用というのは「薬で起きる想定外の反応」と皆さんは思われるでしょうがそうではありません。医者が副作用だと認めて報告したものだけが「副作用」なのです。どんなに薬を飲んで起きたと訴えても医者が副作用だと認めなければ副作用にはならないのです。
もともと精神病で通院しているのですから薬を飲んでおかしくなったのかもともとの病気が悪化したのかわからないというわけです。医者は自分の責任を追求されたくありませんから副作用を認めることなどありません。副作用を安易に認めないようにという「上からの指示」も存在するようです。いや、それ以上に薬にこのような副作用があることさえ知らないあまりにも無知な医者も少なくないのです。残念ながら冗談ではなく私が体験した事実です。医者が報告しなければ副作用の数字は上がりません。
また、シナプスの刈込による統合失調症の症状は半永久的なもので薬の血中濃度がなくなっても元に戻ることはありません。このような半永久的な副作用が存在するという前提を医者は持っていません。このことも病気が悪化した説を裏付けてしまいます。
よくなっている人かいる?
でも精神科に行って良くなったという人がいて本を出したりテレビに出たりしているではないか!と思われる方もあるでしょう。

その方達は本当に良くなっているのでしょうか?精神科で良くなった人を「寛解した」と表現します。これは「回復したわけではなく再発の危険性はあるがとりあえず落ち着いた」という意味でしかありませんし、薬を飲み続けて安定しているというのは治ったことにはなりません。よくよく読み解くと薬だけではなくさまざまな努力によって最悪の状態を脱出していることがわかります。
精神科医側が8割に薬は効果がないと発言するような状態で果たしてどれだけの患者が良くなっているというのでしょう?薬を飲んで自殺したり悪化した場合届け出る人はいませんし、医者は関連を認めません。良くなったように見えるごくわずかな事例を紹介しているに過ぎないのです。良くなったら薬のおかげ、悪くなったら患者のせい、何と都合のいい話でしょう。
9割以上が悪化する
発達障害の割合は6〜9%程度ですので全体数から見れば10人に1人は深刻な副作用の起きる可能性が高いということになりますが、精神科に通院する人はほとんどがストレスに弱い遺伝特性を持つ方です。ストレスに弱いから精神病になるのですから当たり前ですね。精神科通院者に限って見れば90%以上に深刻な副作用が起きる、つまり「ほとんどが悪化する」と私は考えています。残りもほぼ寛解状態でしかありません。真正のうつ病で薬の服用は短期間だったという奇跡的な方以外「回復」した人はいません。精神科医療は精神病を治すどころか「作り出して」いるのです。まさか?そんなことがあるわけないでしょう?いいえ、最先端研究はそういう答えを出しているのです。
世界が変わる?
精神病に対する私の考えが正しければ精神科医療は全てが根本的に間違っていることになります。
全国の精神科、心療内科数は7000を超え増え続けていて患者数は400万人とも言われています。世界規模になれば膨大な数になります。この病院のやっていることが全て間違っていて患者が間違った治療を受けている、などということはあまりにも非現実的です。それが本当なら数万人の精神科医療従事者がハローワークに行くことなってしまいます。そんなバカな話誰も信じませんよね。
そうです、この話は世界を変えてしまいます。いつまで経っても精神病が「よくわかっていない」と言い続ける理由、東大大学院がそれ以上研究を進めようとしない理由、眞先氏がなぞなぞのような本を書いた理由がここにあると私は考えています。真実が明らかになっては困る人達が沢山いるのです。ここまで広まった医療を今さら「間違っていましたごめんなさい」とは口が裂けても言えません。精神科医療の側から真実が明らかにされることはないでしょう。
それはいくら何でも考え過ぎの陰謀論では?と思われるでしょうね。それなら良いのですが・・・。
これはけして開けてはならないパンドラの箱なのです。これを知ったらあなたは普通の世界に戻れなくなります。どうぞここから先は覚悟して読んでください。
精神病の正体と精神科医の犯罪16に続く
*この文章は「悪魔の処方箋」を加筆、再構成したものです
#精神科#精神病#副作用#抗うつ薬#抗不安薬#睡眠薬 #うつ病 #統合失調症#自殺#性格が変わる
いいなと思ったら応援しよう!
