勝ちも負けも受け止めてみること
先日、日本がサッカーで見事な勝利を収めましたが、その瞬間って観てましたか?
周りの人に聞いてみたところ、「見てなかった」「結果だけ見た」という人が意外に多くいました。
「勝つのが分かってたら観たんだけど」という話を聞いて、負けると思ってたんだろうなと。
事実として、ドイツはサッカーの強豪国でランキングにも差があるし(ドイツは11位で日本は24位)、下馬評でも「引き分けなら勝ち点が云々」という話が多かったように思います。
実際に、ドイツに先取点を入れられた段階で「諦めた」という声をいくつか聞きましたし。
もともと興味ない人や時間がない人もいるでしょうから、視聴に関して何か言いたいわけではなくて、
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
って、何にでも当てはまる便利な言葉だなぁと思ったんですね。
今回の試合がどうこうというわけではなく、
「負けると思って諦めた」
「どうせ勝てないと思った」
「敵わないから、自分から勝負を降りた」
……というのが、根底にあるのかなって。
ちなみに、わたしはそのタイプです。
すぐに尻尾巻いて逃げちゃう。
何でだろう?と思って考えてみたんですけどね。
「失敗すること」がコワイんじゃなくて「失敗した自分をダメなヤツだと思う」ことがコワイんだな、と思ったんです。
「そんな自分には価値がない」って無意識で思ってしまうので、それに気づきたくないから、避けるために逃げるんですね。
だから、あまりにも精神的に鬼気迫るような内容の物語は苦手だし、最終的に破局や破滅が決まっている話もダメ。火垂るの墓とか。これだけ毎年放映しているのに、実は見たことないです。
自分のことじゃなかったとしても、それを思い起こさせるようなことであれば、見たくない。避ける。を、選択してたわけです。
うっかり気付いてしまったので、どうしようかなぁと思ったのですが。
受け入れるしかないらしいですね。
ダメな自分でも大丈夫って。
ていうか、受け入れると楽になるっていうから。選択肢が他にない(笑)
勝ち(価値)も負けも、まるっと受け入れれば良いということ。
負けても良いなら、じゃあ、まぁいっかーって。
いきなり全部変えるのは難しいけど、少しずつならできるかもですよね。
勝つか負けるか分からない試合を見るとか、火垂るの墓を見てみるとか。
……来年の夏の目標にしておきます。