#60 貧乏サヴァラン
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題名:貧乏サヴァラン
著者:森茉莉
発行所:筑摩書房
【概要】
家事はまるきり駄目だった茉莉の、ただ一つの例外は料理だった。オムレット、ボルドオ風茸料理、白魚、独活、柱などの清汁…江戸っ子の舌とパリジェンヌの舌を持ち贅沢をこよなく愛した茉莉ならではの得意料理。「百円のイングランド製のチョコレートを一日一個買いに行くのを日課」に、食いしん坊茉莉は夢の食卓を思い描く。垂涎の食エッセイ。
【感想】
著者が森鴎外の長女であることは当初を読むまで知らなかった。
明治末から大正、昭和までの食について、書かれており面白かった。意外と外国からの食文化の流入が進んでおり、ワインやバターなどもあったというのが面白かった。